Oracle® Solaris Studio 12.4: dbx コマンドによるデバッグ

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 1 月
 
 

bcheck の例

hello に対してリーク検査のみを実行するには、次のように入力します。

bcheck hello

mach に対して、引数 5 を指定してアクセス検査のみを実行するには、次のように入力します。

bcheck -access mach 5

cc に対してメモリー使用状況検査を出力なしで実行し、通常の終了ステータスで終了するには、次のように入力します。

bcheck -memuse -q cc -c prog.c

プログラムは、実行時エラーがバッチモードで検出されても停止しません。すべてのエラー出力がエラーログファイル logfile にリダイレクトされます。しかしプログラムは、ブレークポイントを検出するか、またはプログラムが割り込みを受けると停止します。

バッチモードでは、完全なスタックバックトレースが生成されて、エラーログファイルにリダイレクトされます。スタックフレームの数は、dbxenv 変数 stack_max_size を使用して制御できます。

ファイル logfile がすでに存在する場合、bcheck はそのファイルの内容を消去してから、そこに出力をリダイレクトします。