ほとんどのオペレーティングシステムには syslog レシーバーが組み込まれていますが、レシーバーをオンにするためにはいくつかの構成手順が必要な場合があります。それぞれの syslog レシーバーの構成の詳細は、使用しているオペレーティングシステムまたは管理ソフトウェアのドキュメントを参照してください。
Solaris には syslog レシーバーとして動作できるバンドル版の syslogd(1M) が含まれていますが、リモート受信機能はデフォルトで無効になっています。Solaris で syslog トラフィックを受信できるようにするには、次のように svccfg と svcadm を使用して syslog 設定を変更します。
# svccfg -s system/system-log setprop config/log_from_remote = true # svcadm refresh system/system-log
Solaris syslogd では Classic Syslog プロトコルのみを認識しています。受信されたメッセージのフィルタリングやロギングを構成する方法については、Solaris の syslog.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
デフォルトでは、Solaris syslogd はメッセージを /var/adm/messages に記録し、テスト用のアラートが次のように記録されます。
Aug 14 21:34:22 poptart.sf.fishpong.com poptart ak: SUNW-MSG-ID: AK-8000-LM, \ TYPE: alert, VER: 1, SEVERITY: Minor\nEVENT-TIME: Fri Aug 14 21:34:22 2009\n\ PLATFORM: i86pc, CSN: 12345678, HOSTNAME: poptart\n\ SOURCE: jsui.359, REV: 1.0\n\ EVENT-ID: 92dfeb39-6e15-e2d5-a7d9-dc3e221becea\n\ DESC: A test alert has been posted.\n\ AUTO-RESPONSE: None.\nIMPACT: None.\nREC-ACTION: None.