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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.6.x

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更新: 2016 年 9 月
 
 

Oracle RMAN 操作の専用サービスの作成

Oracle RMAN 処理専用の 2 つのサービスを構成して、負荷分散、高可用性、およびアップグレードの管理を最適化できます。これらのサービスを、Oracle SPARC SuperCluster システムの全ノードにわたって均等に負荷分散できます。可用性およびパフォーマンスは、優先インスタンスで実行されるようにサービスを構成するとともに、それらのサービスがクラスタ内のインスタンスにフェイルオーバーされるように準備することで最適化できます。これらのサービスを構成すると、クォーターラックまたはハーフラックの Oracle SPARC SuperCluster システムをアップグレードする際に、Oracle RMAN 実行ブロックの接続文字列を変更する必要がありません。

Oracle RMAN 処理用のサービスをインストールするには、srvctl ユーティリティーを使用します。次のコード部分は、4 ノードのクラスタに均等に分散され、クラスタ内のほかのノードにフェイルオーバーされるように設定された、2 つのサービスを作成する方法を示しています。この例では、これらのサービスは dbname というデータベース用にインストールされ、サービスの名前は dbname_bkup です。

srvctl add service -d dbname -r dbname1 -a dbname2 -s dbname_bkup1
srvctl start service -d dbname -s dbname_bkup1
srvctl add service -d dbname -r dbname2 -a dbname1 -s dbname_bkup2
srvctl start service -d dbname -s dbname_bkup2