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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.6.x

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更新: 2016 年 9 月
 
 

CLI を使用したアクティブな NFS サーバーからのデータの移行

次の手順を使用して、アクティブな NFS サーバーから CLI を使用してデータを移行します。procfsの下にあるファイル、または特殊なファイルタイプ (ドア、ソケットおよびイベントポート) に遭遇すると、シャドウ移行が失敗することに注意してください。

  1. クライアントを休止させて、新しいサーバーを指すように再構成するための停止時間をスケジュールします。
  2. アプライアンスがシェアへの root アクセス権を持つようにソースを構成します。通常、このためには NFS ホストベースの例外を追加したり、匿名ユーザーのマッピングを設定したりする必要があります (後者はセキュリティー面でより重要な意味があります)。
  3. ソースを読み取り専用になるように構成します。この段階は技術的にはオプションですが、移行の進行中に誤った構成のクライアントがソースへの書き込みを実行できない場合、適合性を保証するのが非常に簡単になります。
  4. シャドウ属性を CLI で「nfs://<host>/<path>」に設定したり、BUI で「<host>/<path>」に設定したりして (プロトコルには「NFS」を選択)、ローカルファイルシステム上にシェアを作成します。
  5. クライアントがアプライアンス上のローカルシェアを指すように再構成します。

    この時点で、シャドウ移行がバックグラウンドで実行され、クライアントリクエストが必要に応じて処理されます。上で説明したように、進行状況を監視できます。CLI をスクリプト化することによって、スケジュールされた 1 回の停止時間中に複数のファイルシステムを作成できます。