ZFS Storage Appliance のシェアでは、デフォルトオプションを汎用ワークロードの開始点として使用できます。アプライアンスのシェアは、次のようにして Oracle RMAN バックアップおよび復元操作用に最適化できます。
単一データベースのバックアップおよび復旧に関連するすべてのシェアを格納するためのプロジェクトを作成します。2 プール実装の場合は、2 つのプロジェクト (各プールに 1 つ) を作成します。
Oracle RMAN のバックアップおよび復元ワークロードをサポートするシェアを次の値を使用して構成します。
データベースレコードサイズ (recordsize): 128K バイト
同期書き込みバイアス (logbias): 「スループット」 (バックアップセットおよびイメージコピーを処理する場合) または「待機時間」 (増分で適用されるバックアップの場合)
デバイス使用をキャッシュ (secondary cache): 「なし」 (バックアップセットの場合) または「すべて」 (増分で適用されるバックアップまたはデータベースのクローン操作をサポートする場合)
データ圧縮 (compression): 「オフ」 (パフォーマンスが最適化されたシステムの場合)、「LZJB」または「gzip-2」 (容量が最適化されたシステムの場合)
プールごとのシェアの数: 1 (管理が最適化されたシステムの場合)、2 または 4 (パフォーマンスが最適化されたシステムの場合)
Oracle Exadata のバックアップおよび復元をサポートするために使用されるシェアに対して、ユーザー要件の要求に従い、追加のシェア構成オプション (高次の gzip 圧縮やレプリケーションなど) を適用できます。
追加の ZFS Storage Appliance データサービスを実装するユーザーは、前述のプラクティスから逸脱する部分の影響を検証するために、実装固有のテストを検討する必要があります。