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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.6.x

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更新: 2016 年 9 月
 
 

ZFS Storage Appliance のシェアの構成

シェアの構成は、クライアントアクセス用の NFS マウントポイントを設定および実行するプロセスです。Oracle SPARC SuperCluster 構成用に 2 つのプロジェクト (プールごとに 1 つのプロジェクト) を作成する必要があります。プロジェクトは、シェアの集合のためにより高いレベルの管理インタフェースポイントを提供するエンティティーです。シェアの管理を最適化するには、プロジェクトに含まれるシェアのデフォルトのマウントポイントを、データベース名を参照するように更新します (/export/dbname など)。パフォーマンスが最適化されたシステムのためには、各プールのプロジェクトごとに 4 つのシェア、合計で 8 つのシェア (ヘッドごとに 4 つ) を作成します。プロジェクトを構成するには次の手順を実行します。

  1. ヘッド 1 の BUI にログオンして、「シェア」>「プロジェクト」に移動します。
  2. 2. プロジェクトの横のプラスアイコンをクリックしてプロジェクトのわかりやすい名前を入力し、「適用」をクリックします。別のヘッドで類似したプロジェクトが作成されるため、プロジェクトにはヘッド 1 の独自の名前 (H1-mydb など) を付けます。
  3. 新しいプロジェクト名の横の鉛筆アイコンをクリックして、プロジェクトを編集します。
  4. 「一般」をクリックして、プロパティーを次のように指定します。
    • マウントポイント」をデータベース名を含むように変更します (たとえば、/export/H1-mydb)。

    • 同期書き込みバイアス」を「待機時間」から「スループット」に変更して、「適用」をクリックします。

  5. 「プロトコル」をクリックして、次のように NFS 例外を追加します。
    • NFS 例外の横のプラスアイコンをクリックします。

    • タイプ」を「ネットワーク」に変更します。

    • InfiniBand ネットワークのサブネットおよびネットマスク (たとえば、/24) を入力します。

    • アクセスモード」を「読み取り/書き込み」に変更します。

    • Charset」が「デフォルト」に設定されていることを確認します。

    • ルートアクセス」ボックスにチェックマークを付けて、「適用」をクリックします。

  6. 「一般」の横で「シェア」をクリックします。
  7. ヘッド 1 の 4 つのファイルシステムを作成し、ヘッド 2 とは異なる名前になるように独自の名前を付けます。バックアップストリームをインターリーブしてデータを 2 つのヘッドに分散させ、それによってパフォーマンスを向上させるため、ヘッド 1 には奇数番号の名前 (backup1backup3backup5backup7 など) を使用し、ヘッド 2 には偶数番号の名前 (backup2backup4backup6backup8 など) を使用します。ファイルシステムを作成するには、ファイルシステムの横のプラスアイコンをクリックしてファイルシステムの名前 (backup1) を入力し、「適用」をクリックします。この段階を繰り返して、残りの 3 つのファイルシステム (backup3backup5、および backup7) を作成します。
  8. ヘッド 2 に対して段階 1 から 7 を繰り返します。忘れずに一意のプロジェクト名 (たとえば、H2-mydb) を使用し、ファイルシステム名として偶数番号のバックアップ ID (backup2backup4backup6、および backup8) を指定します。