Oracle RMAN は、Oracle Exadata の内容を保護するために不可欠なコンポーネントです。Oracle RMAN を使用すると、ZFS Storage Appliance に Oracle Exadata の内容のバックアップセット、イメージコピー、増分更新されたバックアップを作成できます。Oracle Exadata から ZFS Storage Appliance への Oracle RMAN バックアップのパフォーマンスを最適化するために、データベース管理者は次のベストプラクティスを適用する必要があります。
データベースマシンのノード全体に均等に Oracle RMAN チャネルを負荷分散します。
ZFS Storage Appliance のシェアおよびコントローラ全体に均等に Oracle RMAN チャネルを負荷分散します。
ZFS Storage Appliance に対する Oracle RMAN チャネルのバッファリングを最適化するために、隠しインスタンスパラメータのいくつかについて、値を調整できます。Oracle Database 11g リリース 2 では、次のパラメータを調整できます。
バックアップおよび復元セットの場合:
_backup_disk_bufcnt=64
_backup_disk_bufsz=1048576
イメージコピーのバックアップおよび復元の場合:
_backup_file_bufcnt=64
_backup_file_bufsz=1048576
これらのパラメータの調整や Oracle データベースソフトウェアの以前のバージョンでの同等のパラメータの調整に関する詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com) でバッファーメモリーパラメータを使用した RMAN パフォーマンスの調整に関する記事番号 1072545.1 を参照してください。
Oracle Direct NFS (dNFS) は、高パフォーマンスの NFS クライアントで、Oracle RMAN のバックアップおよび復元操作に優れたパフォーマンスを発揮します。バックアップおよび復元操作で最大限のスループットを求めるユーザーは、dNFS を構成する必要があります。