Go to main content
Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.6.x

印刷ビューの終了

更新: 2016 年 9 月
 
 

Oracle RMAN および Oracle Database インスタンスの構成

Oracle RMAN は、Oracle Exadata の内容を保護するために不可欠なコンポーネントです。Oracle RMAN を使用すると、ZFS Storage Appliance に Oracle Exadata の内容のバックアップセット、イメージコピー、増分更新されたバックアップを作成できます。Oracle Exadata から ZFS Storage Appliance への Oracle RMAN バックアップのパフォーマンスを最適化するために、データベース管理者は次のベストプラクティスを適用する必要があります。

  • データベースマシンのノード全体に均等に Oracle RMAN チャネルを負荷分散します。

  • ZFS Storage Appliance のシェアおよびコントローラ全体に均等に Oracle RMAN チャネルを負荷分散します。

ZFS Storage Appliance に対する Oracle RMAN チャネルのバッファリングを最適化するために、隠しインスタンスパラメータのいくつかについて、値を調整できます。Oracle Database 11g リリース 2 では、次のパラメータを調整できます。

  • バックアップおよび復元セットの場合:

    • _backup_disk_bufcnt=64

    • _backup_disk_bufsz=1048576

  • イメージコピーのバックアップおよび復元の場合:

    • _backup_file_bufcnt=64

    • _backup_file_bufsz=1048576

これらのパラメータの調整や Oracle データベースソフトウェアの以前のバージョンでの同等のパラメータの調整に関する詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)バッファーメモリーパラメータを使用した RMAN パフォーマンスの調整に関する記事番号 1072545.1 を参照してください。

Oracle Direct NFS (dNFS) は、高パフォーマンスの NFS クライアントで、Oracle RMAN のバックアップおよび復元操作に優れたパフォーマンスを発揮します。バックアップおよび復元操作で最大限のスループットを求めるユーザーは、dNFS を構成する必要があります。