パッケージは、レプリケートされたプロジェクトとシェアのコンテナです。ソースアプライアンス上の各レプリケーションアクションは、ターゲットアプライアンス上の 1 つのパッケージに対応します。
BUI または CLI を使用すると、レプリケートされたプロジェクト、シェア、スナップショット、およびプロパティーをローカルのプロジェクトやシェアと同様に参照できます。ただし、レプリケートされたシェアは、ソースアプライアンスで対応するものと正確に一致する必要があるため、レプリケーションパッケージ内で多くの管理操作が許可されません。
レプリケートされたプロジェクトとシェアのプロパティーのうち、次のものを変更できます。
reservation、compression、copies、deduplication、および caching - これらのプロパティーをレプリケーションターゲット上で変更することで、コスト、柔軟性、パフォーマンス、信頼性などに関してソースアプライアンスとは異なるポリシーをターゲットアプライアンスに適用できます。
マウントポイントとシェアのプロパティー (sharenfs、SMB リソース名など) - これらのプロパティーは、シェアを NAS クライアントにエクスポートする方法を制御します。これらを変更することで、セキュリティーや保護に関してソースアプライアンスとは異なるポリシーをターゲットアプライアンスに適用できます。
自動スナップショットのポリシー - 自動スナップショットのポリシーはターゲットアプライアンス上で変更できますが、パッケージが切断されるまで変更は有効になりません。レプリケートされたプロジェクトおよびシェアでは自動スナップショットの作成や破棄は行われません。
そのようなプロパティーの変更は、レプリケーション更新後も保持されます。
図 34 レプリケーションパッケージのプロパティーの管理
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