このセクションでは、データ保護およびパフォーマンスの要件に基づいて Oracle Recovery Manager (RMAN) のバックアップおよび復元操作用に ZFS Storage Appliance の最適なプール構成を決定するために、設計に関する考慮事項について説明します。
システム計画担当者は、次のガイドラインに基づいてプールの保護を検討する必要があります。
汎用および容量用に最適化されたシステムには、パリティーに基づく保護を使用します。
ランダムなワークロードの対象となるシステムの 1 ドライブ障害から保護するには RAID-Z。
ストリーミングのワークロードのみであるシステムの 2 ドライブ障害から保護するには RAID-Z2。
増分で適用されるバックアップと高パフォーマンスには、ミラー化を使用します。
パフォーマンス要件に基づいてプールを構成します。
管理用に最適化されたシステムには、1 つのプールを構成します。
パフォーマンス用に最適化されたシステムには、2 つのプールを構成します。各トレイのドライブの半分を使用して、2 つのプールシステムを構成してください。
ログデバイスの保護を構成します。
RAID-Z およびミラー化プール構成にはログデバイスをストライプ化します。
RAID-Z2 プール構成にはログデバイスをミラー化します。