Oracle® Solaris Studio 12.4: パフォーマンスアナライザ

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更新: 2015 年 1 月
 
 

Java プロファイルに関する制限事項

    Java プログラムのデータ収集には、次の制限事項があります。

  • Java 2 Software Development Kit (JDK) の JDK 7、Update 25 (JDK 1.7.0_25) またはそれ以降のバージョンを使用する必要があります。 コレクタは、JDK_HOME 環境変数または JAVA_PATH 環境変数のパスセットに含まれている JDK を最初に探します。これらの変数がいずれも設定されていない場合、使用されている環境の PATH に含まれている JDK を探します。PATH にも JDK が存在しない場合、/usr/java/bin/javajava 実行可能ファイルを探します。

    コレクタは、見つかった java 実行可能ファイルのバージョンが ELF 実行可能ファイルであることを確認します。異なる場合は、使用された環境変数またはパスと試行されたフルパス名を示すエラーメッセージが出力されます。

  • データを収集するには、collect コマンドを使用する必要があります。dbx collector サブコマンドは使用できません。

  • JVM ソフトウェアを実行する派生プロセスを作成するアプリケーションはプロファイルできません。

  • 一部のアプリケーションは純粋な Java ではなく、C または C++ アプリケーションで、dlopen() を起動して libjvm.so をロードしてから、その中への呼び出しを行なって JVM ソフトウェアを開始します。このようなアプリケーションのプロファイルを行うには、SP_COLLECTOR_USE_JAVA_OPTIONS 環境変数を設定し、collect コマンド行に –j on オプションを追加します。この場合は、LD_LIBRARY_PATH 環境変数を設定しないでください。

  • ターゲットが JVM マシンである場合、プロファイリングデータを取得するには -j on を使用する必要があります。ターゲットがクラスまたは jar ファイルである場合、-j on オプションは必要ありません。64 ビットの JVM マシンを使用している場合は、そのパスをターゲットとして明示的に指定する必要があります。32 ビットの JVM マシンに -d64 オプションを使用しないでください。-j on オプションが指定されているが、ターゲットが JVM マシンでない場合は、無効な引数がターゲットに渡される可能性があります。また、データは記録されません。collect コマンドは、Java プロファイリングに指定された JVM マシンのバージョンを検証します。