Oracle® Solaris Studio 12.4: パフォーマンスアナライザ

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更新: 2015 年 1 月
 
 

MPI プログラムからのデータの収集

コレクタは、Message Passing Interface (MPI) を使用するマルチプロセスプログラムからパフォーマンスデータを収集できます。

コレクタは、Oracle Message Passing Toolkit 8 (以前の Sun HPC ClusterTools 8) とその更新をサポートしています。コレクタは、その他のバージョンの MPI も認識できます。ほかの引数を指定せずに collect -h を実行すると、MPI の有効なバージョンの一覧が表示されます。

Oracle Message Passing Toolkit MPI ソフトウェアは http://www.oracle.com/us/products/tools/message-passing-toolkit-070499.html で入手して、Oracle Solaris 10 および Linux システムにインストールできます。

Oracle Message Passing Toolkit は、Oracle Solaris 11 リリースの一部として入手可能になりました。システムにインストールされている場合は、/usr/openmpi にあります。まだ Oracle Solaris 11 システムにインストールされていない場合、システムにパッケージリポジトリが構成されていれば、コマンド pkg search openmpi を使用してこのパッケージを検索できます。Oracle Solaris 11 でのソフトウェアのインストールの詳細は、Oracle Solaris 11 ドキュメントライブラリのドキュメント『Oracle Solaris 11 ソフトウェアパッケージの追加および更新』を参照してください。

MPI と MPI 規格については、MPI の Web サイト http://www.mcs.anl.gov/mpi/ を参照してください。Open MPI については、Web サイト http://www.open-mpi.org/ を参照してください。

MPI ジョブからデータを収集するには、collect コマンドを使用する必要があります。dbx collector サブコマンドは、MPI データ収集を開始するために使用できません。詳細は、MPI 用の collect コマンドの実行を参照してください。