Oracle® Solaris Studio 12.4: パフォーマンスアナライザ

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 1 月
 
 

メモリーオブジェクトへのパフォーマンスデータのマッピング

メモリーオブジェクトは、キャッシュ行、ページ、およびメモリーバンクなど、メモリーサブシステム内のコンポーネントです。このオブジェクトは、記録された仮想アドレスまたは物理アドレスから計算されたインデックスから決定されます。メモリーオブジェクトは、仮想ページおよび物理ページについて 8K バイト、64K バイト、512K バイト、および 4M バイトのサイズで事前定義されています。それ以外は、er_print ユーティリティーで mobj_define コマンドによって定義できます。また、パフォーマンスアナライザの「設定」ダイアログの「メモリーオブジェクトを追加」ボタンを使用してカスタムメモリーオブジェクトを定義することもできます。詳細は、構成設定を参照してください。

特定の SPARC システムアーキテクチャーのメモリーオブジェクトを定義するファイルをロードできます。「マシンモデルのロード」ボタンをクリックして、対象のシステムアーキテクチャーを選択します。「適用」または「了解」をクリックすると、オブジェクトの新しいリストが「メモリーオブジェクトビュー」列に表示されます。これらのビューから選択して、関連するデータを表示できます。詳細は、ヘルプで「マシンモデル」を検索してください。

デフォルトでは、パフォーマンスアナライザは、実験が記録されたマシンに適したマシンモデルのファイルをロードします。マシンモデルのファイルでは、メモリーオブジェクトとインデックスオブジェクトの両方を定義できます。