er_print ユーティリティーは、パフォーマンスアナライザがサポートするさまざまなデータビューをテキスト形式で出力します。これらの情報は、ファイルにリダイレクトしないかぎり、標準出力に書き出されます。er_print には、引数として、コレクタが生成した実験名または実験グループ名を指定する必要があります。
er_print ユーティリティーは、Oracle Solaris Studio 12.3 およびこのリリースの (Oracle Solaris Studio 12.4) で記録された実験でのみ動作します。その他のバージョンで記録された実験を使用すると、エラーが報告されます。古い実験がある場合、その実験が記録されたリリースの er_print のバージョンを使用する必要があります。
er_print ユーティリティーを使用すると、関数、呼び出し元と呼び出し先、ソースコードリスト、逆アセンブリリスト、標本収集情報、データ領域データ、スレッド解析データ、および実行統計のパフォーマンスメトリックを表示できます。
er_print を複数の実験または実験グループで起動した場合、デフォルトでは実験データが集計されますが、実験を比較することもできます。詳細は、compare { on | off | delta | ratio }を参照してください。
コレクタが収集するデータについては、Chapter 2, パフォーマンスデータを参照してください。
パフォーマンスアナライザを使用して情報をグラフィカル形式で表示する方法については、Chapter 4, パフォーマンスアナライザツールおよびパフォーマンスアナライザの「ヘルプ」メニューを参照してください。