Oracle® Solaris Studio 12.4: パフォーマンスアナライザ

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更新: 2015 年 1 月
 
 

MPI 用の collect コマンドの実行

collect コマンドを使用して、MPI アプリケーションのトレースとプロファイルを実行できます。

データを収集するには、次の構文を使用します。

collect [collect-arguments] mpirun [mpirun-arguments] -- program-name [program-arguments]

たとえば、次のコマンドは 16 の MPI プロセスそれぞれについて MPI トレースおよびプロファイルを実行し、データを単一の MPI 実験に格納します。

collect -M OMPT mpirun -np 16 -- a.out 3 5

–M OMPT オプションは、MPI プロファイルが実行されること、および Oracle Message Passing Toolkit が MPI バージョンであることを示します。

最初の収集プロセスは mpirun コマンドの形式を変更し、各 MPI プロセスについて適切な引数で collect コマンドを実行することを指定します。

program_name の直前にある ‐‐ 引数は、MPI プロファイリングに必要となります。‐‐ 引数を含めないと、collect コマンドによりエラーメッセージが表示され、実験は収集されません。


注 -  mpirun コマンドを使用して MPI プロセス上で明示的に collect コマンドを生成する方法は、MPI トレースデータの収集ではサポートされなくなりました。ほかの種類のデータを収集する場合は、この方法を使用できます。