annuityl(3M)

名前

annuity , annuityf , annuityl , compound , compoundf , compoundl - 財務関数

形式

cc [ flag ... ] file ...  -lsunmath -lm [ library ... ]

#include <sunmath.h>

double annuity(double r, double n);

float annuityf(float r, float n);

long double annuityl(long double r, long double n);

double compound(double r, double n);

float compoundf(float r, float n);

long double compoundl(long double r, long double n);

説明

これらの関数は、n 期間にわたる定期利率 r の影響の財務計算を行う際に役に立ちます。

annuity(r, n) は、年金係数の現在の値 (1 - (1+r)**-n) / r を計算します。compound(r, n) は、複利係数 (1+r)**n を計算します。どちらの関数も、r < が -1 のときに NaN を返します。r と n が適切な値である場合、これらの関数は、正確な結果が生成され、誤った浮動小数点例外が発生しないように慎重に評価されます。この点で、これらの関数は、pow(3m) 関数を使用した対応する式のリテラル評価よりも優れています。

例

定期利率が r で、n の期間に利子を得たあとの初期元金の値 P0 は、P = P0 * compound(r, n) になります。したがって、年利 5% で 30 年間に年 4 回の複利計算を行なった元金の金額 P0 は、次のように求められます。

 
P = P0 * compound(.05 / 4, 30.0 * 4)

初期元金が P0 の場合、同じ期間の支払額は p = P0 / annuity(r, n) となります。したがって、年利 10% で 30 年間の総額 P0 の約定固定金利の住宅ローンは、毎月の支払額で償却されます。

 
p = P0 / annuity(.10 / 12, 30.0 * 12)

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ 属性値 インタフェースの安定性 確実 MT レベル MT-安全

関連項目

pow(3M)、attributes(5)