Oracle Solaris Studio 12.4 Man Pages

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更新: January 2015
 
 

xprof_btoa(1)

名前

xprof_atob , xprof_btoa - ASCII/バイナリのプロファイルデータの変換

形式

xprof_atob file [profile_directory]
xprof_btoa [-t data_type ] profile_directory [output_file]

説明

xprof_btoa および xprof_atob は、コンパイラオプション -xprofile=collect および -xprofile=tcov でコンパイルされたプログラムの実行によって生成されたプロファイルデータ用のデータ変換ツールです。

xprof_btoa は、プロファイルディレクトリからのバイナリプロファイルデータを ASCII テキスト形式のファイル (デフォルトでは feedback.text) に変換します。

xprof_btoa は、次に示すプロファイルデータタイプの変換をサポートしています。

-t feedback

フィードバックの最適化またはテストカバレージ解析で使用する実行時データ。-xprofile=collect または -xprofile=tcov:profile_directory でコンパイルされたプログラムの実行によって生成されます。

-t objfd

テストカバレージ解析で使用するコンパイルデータ。オプション -xprofile=tcov:profile_directory でオブジェクトファイルをコンパイルすることによって生成されます。

-t tcovd

テストカバレージ解析でのみ使用する実行時データ。プロファイルディレクトリを指定せずにオプション -xprofile=tcov でコンパイルされたプログラムの実行によって生成されます。

-t tcovsd

テストカバレージ解析用に結合されたコンパイルおよび実行時データ。新しい実行時データを含むプロファイルディレクトリ上で tcov(1) を実行することによって生成されます。

特定のオブジェクトファイルに関連付けられているコンパイルデータを変換するには、データタイプ名「objfd」の後ろに、オブジェクトファイルの解決された UNIX パス名が必要です。

出力ファイル名を指定しない場合、xprof_btoa によって生成されるファイルには data_type.text という名前が付けられます。data_type は、前述のデータタイプ名の 1 つです。データタイプ名を指定しない場合、デフォルトでデータタイプ「feedback」に設定されます。

xprof_atob は、ASCII テキストファイルからのテキストプロファイルデータをバイナリプロファイルデータに変換し、新しいプロファイルディレクトリ (デフォルトでは、atob.profile) に配置します。

xprof_btoa によって生成され xprof_atob によって認識されるテキストファイルの形式については、()xprof_text4 を参照してください。