Oracle Solaris Studio 12.4 Man Pages

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更新: January 2015
 
 

ptclean(1)

名前

ptclean - パラメータ化された型データベースをクリーンアップする

形式

ptclean

説明

ptclean は、デフォルトのテンプレートデータベースから、ユーザーが変更した可能性のある Template.opt ファイルを除き、すべてのデータを削除します。このデータベース (現在は Templates.DB と呼ばれるサブディレクトリ) は、パラメータ化された型 (テンプレート) のインスタンスを格納するために使用されます。テンプレートはコンパイラによって自動的にインスタンス化されるため、ユーザーのプログラムに変更があると、すでにインスタンス化されているテンプレートのいくつかが余分になることがあります。しかし、コンパイラは、どのインスタンスが現在未使用であるかを効率的に検証することができません。そのようなときに、ptclean コマンドを使って、データベースからインスタンス、一時ファイル、および依存関係ファイルのすべてを削除することができます。Makefile の中の clean: ターゲットによって実行されるコマンドの一部としてこのコマンドを使用するのも、有効な利用方法の 1 つです。

ファイル

Templates.DB

テンプレートインスタンスのデフォルトのデータベース (ディレクトリ)

Templates.DB/Template.opt

インスタンス化オプションファイル (マップファイル)

Templates.DB/*.o

テンプレートインスタンス化ファイル

Templates.DB/*.state

依存関係を追跡するファイル

Templates.DB/*.system

依存関係とマップの補助ファイル

Templates.DB/*.promise

依存関係とマップの補助ファイル

Templates.DB/*.lock

データベースのロックファイル

Templates.DB/*.module

依存関係の補助ファイル

制限事項

制限事項

ptclean で代替テンプレートデータベースをクリーンアップすることはできません。