ss_attach program-name [argument...] [-v|-V] [-?|--help]
ss_attach コマンドは、argument を付けて program-name を呼び出し、program-name のプロセスにアタッチされたデバッグセッションを Oracle Solaris Studio IDE に開始させます。
ss_attach コマンドを発行する前に、「ツール」Tools -> 「ss_attach 要求を許可」を選択することによって、Sun Studio IDE におけるプロセスへのこの種類のアタッチを有効にする必要があります。まだ有効にしていない場合、ss_attach コマンドは、program-name の実行を何も表示せずに続行します。
IDE の新しいデバッグセッションは、program-name と同じ現在の作業ディレクトリを使用します。
program-name を dbx 内から再実行できるように、argument はデバッグセッションに渡されます (dbx runargs コマンドを使用して適用されます)。
引数と作業ディレクトリはどちらも、プログラムの dbx 構成に格納された確立済みの値をオーバーライドします。
IDE に接続しようとしている ss_attach コマンドが多すぎる場合 (たとえば、暴走シェルループのため)、接続のリスニングを停止します。Sun Studio の場合、spro.ss_attach.maxrequests に制限されています。
冗長。ss_attach コマンドと IDE との対話に関する情報を出力させます。
$ ss_attach -v date ss_attach: trying to connect to IDE ... ss_attach: got connection ss_attach: waiting for session start in IDE ... ss_attach: Proceeding with exec. Mon Mar 22 16:34:09 PST 2004 $
バージョン。ss_attach のバージョンを出力し、終了します。
ヘルプ。使用法のメッセージを出力し、終了します。
program-name が正しく呼び出された場合、ss_attach コマンドの終了ステータスは program-name の終了ステータスになります。それ以外の場合、ss_attach コマンドは次のいずれかの値で終了します。
ss_attach コマンドでエラーが発生しました。
program-name は見つかったが呼び出すことができませんでした。
program-name は見つかりませんでした。
ss_attach が、指定のプロセスにアタッチされたデバッグセッションを正しく開始しない場合、-V オプションを付けて ss_attach を実行してみてください。
現在、Sun Studio IDE のインスタンスがまだ実行していない場合に、ss_attach コマンドで開始させる方法はありません。
IDE の複数のインスタンスが ss_attach 要求を許可している場合、ss_attach コマンドがプログラムをどの IDE インスタンスにアタッチするかは定義されていません。
ss_attach コマンドは、Java アプリケーションの取得には役立ちません。Java[tm] Virtual Machine は一般的なネイティブアプリケーションとして扱われます。
ss_attach ss_attach コマンドで取得されるプログラムは、IDE のデバッグ -> 最近のロードのメニューに追加されません。
取得したプロセスに対する実行時検査またはパフォーマンスデータ収集を簡単に有効にする機能はまだありません。
取得が成功したときに、dbx が main (main にデバッグ情報がある場合) に進むことを防止する方法はまだありません。このため、ss_attach コマンドは、静的初期化子のデバッグにはあまり向いていません。
program-name は、execvp(2) を使用して、$PATH 内で検索されます。
ss_attach: could not connect to external start service -- service not registered
前のエラーメッセージの一般的な原因は、IDE と ss_attach が次の条件を満たしていないことです。
同じユーザーによって開始された
同じ $DISPLAY 環境変数設定を使用して開始された (画面番号は異なっていてもよい)。
dbx (1) , sunstudio (1) , execvp (2)