dbxtool(1)

名前

形式

dbxtool  [execfile]  [-] [corefile | process-ID ]
     [--enable-code-assistance] [--jdkhome path] 
     [--userdir path] [--fontsize size]
     [--locale language[:country[:variant]]]
     [--reload path-to-module.jar] [--help]
     [--cp:p classpath] [--cp:a classpath]
     [--laf  LaF-classname  ] [--version] [-V]

dbxtool  [[-r  | -E] 'execfile -arg1 -arg2 ...']  [-]
     [corefile | process-ID ] [--enable-code-assistance]
     [--jdkhome path] [--userdir path] [--fontsize size]
     [--locale language[:country[:variant]]]
     [--reload path-to-module.jar] [--help]
     [--cp:p classpath] [--cp:a classpath]
     [--laf LaF-classname ] [--version] [-V]

説明

Oracle Solaris Studio dbxtool は、C++、ANSI C、Fortran 77、Fortran 95、および Java プログラミング言語で記述されたプログラムのソースレベルデバッグに dbx デバッガを使用するグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) ツールです。

dbxtool をシェルスクリプトまたはドライバプログラム内に埋め込むことを考えている場合は、代わりに ss_attach (ss_attach.1 のマニュアルページを参照) の使用を検討してください。

execfile は、execfile またはそれに関連付けられたオブジェクトファイル内にデバッグシンボルを含める -g オプションを使用して Solaris Studio コンパイラまたは GNU コンパイラによって生成された実行可能ファイルです。

process-ID はわかっているが、execfile がわからない場合は、execfile として - (ダッシュ) を使用し、process-ID オプションを入力してそのプロセスを dbxtool に接続することができます。

corefile 引数を指定する場合は、dbxtool を使用して、そのコアファイルが生成された時点のプログラムの状態を検査することができます。

corefile 名はわかっているが、execfile がわからない場合、execfile として - (ダッシュ) を使用すると、dbx はコアファイルからプログラム名の抽出を試みます。

execfile プログラムに渡す arguments を指定できるのは、-r オプションまたは -E オプションを使用する場合だけです。execfile およびその引数を一重引用符で囲む必要があります。

オプション

-r

execfile をただちに実行します。パラメータは、execfile の名前 (リダイレクションを含む) のあとに指定します。プログラムにダッシュで始まるパラメータが必要な場合は、プログラム名およびパラメータを一重引用符で囲む必要があります。プログラムが正常に終了した場合、dbx は終了します。障害が発生した場合、dbx は原因を報告し、応答を待ちます。

-E

パラメータは、execfile の名前 (リダイレクションを含む) のあとに指定します。プログラムにダッシュで始まるパラメータが必要な場合は、プログラム名およびパラメータを一重引用符で囲む必要があります。プログラムが正常に終了した場合、dbx は終了します。障害が発生した場合、dbx は原因を報告し、応答を待ちます。

–-enable-code-assistance

dbxtool の起動時に自動コード支援を有効にします。デバッグ中にコード支援のサポートが必要な場合は、このオプションを指定してください。

--jdkhome path

JDK へのパスを明示的に指定します。このオプションを指定しない場合、コマンドは JDK_HOME 環境変数または JAVA_PATH 環境変数を検索して、JDK へのパスを特定します。どちらの環境変数も設定されていない場合は、コマンドはいくつかの標準的な場所で JDK を検索します。

--userdir path

ツールが設定を格納するディレクトリへのパスを明示的に指定します。このオプションを指定しない場合、ユーザーディレクトリの場所は $HOME/.dbxtool/ceres-dev2-<operating_system>-<processor_type> になります。

--fontsize size

ツールのユーザーインタフェースで、フォントサイズをポイントで設定します。このオプションを指定しない場合、フォントサイズは 11 ポイントになります。

--locale language[:country[:variant]]

指定されたロケール情報を使用します。--reload path-to-module.jar で、モジュール JAR ファイルがインストールまたは再インストールされます。

--help

コマンド行オプションのリストを表示します。

--version

バージョン情報を出力します。このオプションは -V と同じです。

-V

バージョン情報を出力します。このオプションは --version と同じです。

次のオプションは、GUI のルックアンドフィールに関するものです。

--laf classname

指定された UI クラスをツールのルックアンドフィールとして使用します。

--cp:p classpath

指定されたパスをツールのクラスパスに付加します。

--cp:a classpath

指定されたパスをツールのクラスパスに追加します。