idate(3F)

名前

idate - 日付を数値形式で返す

形式

標準バージョン

subroutine idate(iarray) integer*4 iarray(3)

VMS バージョン

subroutine idate(m, d, y) integer*4 m, d, y 

説明

idate には、標準バージョンと VMS バージョンがあります。VMS バージョンは 2000 年問題に対応していません。

標準バージョン

idate サブルーチンは、現在の日付を整数配列 iarray に格納します。順序は日、月、年です。月は 1-12 の範囲です。年は 4 桁 (1997 や 2001 など) です。例:

 
demo% cat  ida2.f
     integer*4  a(3)
     call  idate( a )
     write(*, "(' The date is: ',3i5)" ) a
     end
demo% f77 -silent  ida2.f
demo% a.out
 The date is:   23    1 1997
demo%

VMS バージョン

-lV77 フラグを使用してコンパイルします。

idate サブルーチンは、現在の日付を整数 m、d、y に格納します。VMS バージョンでは 2 桁しか使用できず、2000 年問題に対応していません。例:

 
demo% cat ida1.f
     integer*4  m,  d,  y
     call idate( m, d, y )
     write(*, "(' The date is: ',3i3)" ) m, d, y
     end
demo% f77 ida1.f  -lV77
ida1.f:
 MAIN:
"ida1.f", line 2: Warning: Subroutine "idate" is not safe
   after year 2000; use "date_and_time" instead
demo% a.out
Computing time differences using the 2 digit year from
   subroutine idate is not safe after year 2000.
 The date is:   7 23 97
demo%

ファイル

libF77.a、libV77.a

警告

VMS バージョンは 2000 年問題に対応していません。VMS モードの idate は 2 桁の年を返すため、これを考慮せずに日付の比較に使用しないようにしてください。 fdate (3F) ) および date_and_time (3F) は 4 桁の年を返すため、代わりに使用できます。

idate は 2000 年問題に対応していないため、このルーチンを VMS モードで使用するプログラムでは、コンパイル時および実行時に警告メッセージが生成されます。

注意

注意

f77 コンパイラの -lV77 フラグを使用してコンパイルすると、idate() と time() の VMS バージョンがリンクされます (f77 のみ)。

関連項目

date (3F) , fdate (3F) , date_and_time (3F)

FORTRAN 77 リファレンスマニュアル