qsort64(3F)

名前

形式

integer*4 len, isize
integer*8 len8, isize8
external compar
integer*2 compar

subroutine qsort (array, len, isize, compar)
subroutine qsort64(array,len8, isize8, compar)

説明

1 次元配列には、ソート対象の要素が含まれます。len (または len8) は配列内にある要素の数です。isize (または isize8) は要素のサイズで、通常は次のとおりです。

• 4: integer と real の場合 (qsort64 では 4_8)

• 8: double precision または complex の場合 (qsort64 では 8_8)

• 16: double complex の場合 (qsort64 では 16_8)

• 文字要素オブジェクトの長さ (バイト単位): character 配列の場合。

compar は、ユーザーが指定する INTEGER*2 関数の名前であり、これによりソート順が決定されます。この関数は、配列の要素になる 2 つの引数を使用して呼び出されます。この関数は、次のように返す必要があります。

• 引数 1 が引数 2 の前にある場合は、負の値。

• 引数 1 と引数 2 が同等である場合は、ゼロ。

• 引数 1 が引数 2 の後ろにある場合は、正の値。

返すときに、配列の要素がソートされます。

配列のサイズ (または文字配列要素) が 2G バイトよりも大きく、INTEGER*8 値でしか指定できない 64 ビット環境では、qsort64 を使用してください。

注

qsort64 を使用している場合は、必ず、要素のサイズ isize8、および配列の長さ len8 を INTEGER*8 データとして指定してください。INTEGER*8 の定数は、次のように Fortran 90 の構文 (8_8 など) を使用して指定します。

integer*8 LENARRAY, ARRAY(large_number)
integer*2 ORDER
external ORDER
...
call qsort64(ARRAY, LENARRAY, 8_8, ORDER)

ファイル

libfui.a

関連項目

qsort(3C)