real function etime (time) real time(2)
real function dtime (time) real time(2)
これらの関数は、経過時間を秒単位で返します。
f95 で使用されるバージョンの etime と dtime では、デフォルトでシステムの低分解能 (つまり 1 秒の 100 分の 1 の分解能) のクロックが使用されます。ただし、プログラムが SunOS ユーティリティー ptime ( /usr/proc/bin/ptime) で実行されている場合は、etime と dtime では高分解能のクロックが使用されます。
注意: etime や dtime への最初の呼び出しは、正確でないことがあります。
エラーがある場合:
引数要素 time(1) と time(2) は未定義
関数の戻り値 = -1.0
エラーがない場合:
引数: time(1) の user time と time(2) の system time
関数の戻り値: time(1) と time(2) の合計
dtime は、最後の dtime 呼び出し以降の経過時間を返します。
dtime では、経過時間は次のとおりです。
1 回目の呼び出しでは、実行開始以降の経過時間
2 回目以降の呼び出しでは、最後の dtime 呼び出し以降の経過時間
シングルプロセッサでは、CPU で使用される時間
マルチプロセッサでは、すべての CPU 時間の合計 (便利ではないので、etime を使用してください) 注意: 並列化ループから dtime を呼び出さないでください。
etime は、実行開始以降の経過時間を返します。
etime では、経過時間は次のとおりです。
シングルプロセッサでは、呼び出し側プロセスの CPU 時間
マルチプロセッサでは、プログラム実行中のウォールクロック時間 注意: time(1) にはウォールクロック時間が含まれ、time(2) は 0.0 です。
etime は、環境変数 PARALLEL または OMP_NUM_THREADS の値が次のどれであるのかに応じて、シングル処理かマルチ処理かを特定します。
この場合、現在の実行はシングルプロセッサです。
この場合、現在の実行はマルチプロセッサです。
この場合、結果は予想不可能です。
libfui.a、libfui.so
times(2)
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