cxref [options] files
cxref コマンドは、C ファイルの集まりを解析して相互参照テーブルを作成します。cxref は、特殊バージョンの cc を使用して、#define で定義された情報をそのシンボルテーブルに含めます。ファイルごとにすべてのシンボル (自動、静的、および大域) のリストを作成します。または、-c オプションが指定された場合はまとめて作成します。テーブルには、NAME、FILE、FUNCTION、LINE の 4 つのフィールドが含まれます。LINE フィールドには、行番号とともに必要に応じて参照マークが示されます。参照マークには次のものがあります。
assignment = declaration - definition *
参照マークが示されていない場合は、一般的な参照と見なすことができます。
cxref は、-D、-I、-U の各オプションを cc と同様に解釈します。また、cxref は次のオプションを解釈します。
cxref の第 1 段階だけを実行して .cx ファイルを作成します。このファイルはあとで cxref に渡すことができます。これは、cc または lint の -c オプションに似ています。
ソースファイルを 1 つのレポートにまとめます。-c オプションを指定しないと、cxref ではコマンド行上のファイルごとに別々のレポートが生成されます。
宣言の出力を無効にしてレポートを読みやすくします。
参照されるファイルのフルパス名を出力します。
LINE フィールドのカラム数を変更します。-L を指定しないと、cxref ではデフォルトで 5 カラムに設定されます。
局所変数を出力しません。大域スコープおよびファイルスコープの統計だけを出力します。
出力を file に書き込みます。
参照される関数を相互参照リストに含めます。
サイレントモードで動作します。入力ファイル名を出力しません。
リストを 80 カラム幅で書式化します。
バージョン情報を標準エラーに出力します。
すべてのフィールドのデフォルト幅を変更します。4 列すべてに対して値を指定する必要があります。デフォルトの幅は次のとおりです。
Field Characters NAME 15 FILE 13 FUNCTION 15 LINE 20 (4 per column)
出力を最大 num (10 進数) カラム幅で書式化します。-w が指定されていない場合、または num が 51 より小さい場合、デフォルトでは 80 カラム幅に設定されます。
a.c 1 main() 2 { 3 int i; 4 extern char c; 5 6 i=65; 7 c=(char)i; 8 } Resulting cross-reference table: NAME FILE FUNCTION LINE c a.c --- 4- 7= i a.c main 3* 6= 7 main a.c --- 2*
cxref は、この環境変数で設定されたディレクトリに一時ファイルを書き込みます。TMPDIR が設定されていない場合、cxref は /var/tmp を使用します [tmpnam(3S) の tempnam を参照]。
一時ファイル
一時ファイル
cc (1) , lint (1)
エラーメッセージは通常、ファイルをコンパイルできないことを意味します。