rtc_patch_area [ -so sharedlibname ] [ -o objectname ] [ -size size ] [ -cc compiler ]
rtc_patch_area は、dbx(1) の実行時検査 (RTC) 機能とともに使用します。これはオブジェクトファイルまたは共有ライブラリファイルを作成するシェルスクリプトであり、作成されたファイルはユーザーのプログラムにリンクして、大きなテキスト、データ、または bss イメージを含むプログラムにパッチ領域を追加できます。
作成されたオブジェクトファイルまたは共有ライブラリには、指定した size またはデフォルトサイズである 8,000,000 の RTC パッチ領域が 1 つ含まれます。生成されたオブジェクトファイルまたは共有ライブラリの名前は、標準出力に書き込まれます。-o または -so オプションのどちらかを使用する必要があります。
作成される共有ライブラリの名前を指定します。これは標準出力に書き込まれます。
作成されるオブジェクトファイルの名前を指定します。これは標準出力に書き込まれます。-so オプションを使用し、-o を使用しなかった場合、デフォルトは、LOGNAME 環境変数に基づいた /tmp 内の名前になります。
デフォルトの適正な最大サイズを 8000000 としてsize バイトのパッチ領域を作成します。
cc または acc の代わりに compiler を使用してオブジェクトファイルを構築します。
標準 8M バイトのパッチ領域オブジェクトファイルを生成します。
rtc_patch_area -o patch.o
100,000 バイトのパッチを含むオブジェクトファイルを生成します。
rtc_patch_area -size 100000 -o patch.o
1M バイトのパッチ領域共有ライブラリを生成します。
rtc_patch_area -so rtc1M.so -size 1000000
LOGNAME にログイン名が含まれているものとみなします。
dbx(1)、dbx のヘルプコマンド help rtc8M