bcheck [ -access | -all | -leaks | -memuse ] [ -o logfile ] [ -q ] [ -s script ] program [ args ]
bcheck (dbx の実行時検査 (RTC) のバッチインタフェース) は、dbx で任意の args を指定して program を実行するシェルスクリプトです。RTC のエラー出力は、指定された logfile、またはデフォルトファイル program.errs に配置されます。このファイルがすでに存在している場合は、その内容が上書きされます。bcheck は、メモリーリーク検査、メモリーアクセス検査、メモリー使用状況検査のいずれか、またはこのすべてを実行できますが、デフォルトではメモリーリーク検査のみが実行されます。
Linux OS を実行しているシステムで bcheck を実行するには、その前に環境変数 _DBX_EXEC_32 を設定する必要があります。
メモリーアクセス検査を実行します。
メモリーアクセス検査とメモリーリーク検査を実行します。
メモリーリーク検査のみを実行します。(デフォルト)
メモリー使用状況検査を実行します。これには、メモリーリーク検査が含まれています。
エラー出力を logfile またはデフォルトファイル program.errs に配置します。
bcheck の出力を完全に抑止し、「program」と同じ終了ステータスを返します。bcheck をスクリプト、Makefile などで使用する場合に便利です。
実行前に、script に含まれている dbx コマンドを読み込みます。suppress、dbxenv などのコマンドを使用すると、bcheck のエラー出力を調整できます。
hello に対してリーク検査を実行します。
bcheck hello
mach に対して引数を指定してアクセス検査を実行します。
bcheck -access mach 5
「cc」に対してアクセス検査およびメモリー使用状況検査を出力なしで実行し、通常の終了ステータスで終了します。
bcheck -all -q cc -c prog.c
すべての rui エラーを抑止して、foo に対してアクセス検査を実行します
echo suppress rui > foo.sup bcheck -access -s foo.sup foo 1
dbx(1)