Oracle Solaris Studio 12.4 Man Pages

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更新: January 2015
 
 

bcheck(1)

名前

bcheck - 実行時検査 (RTC) のためのバッチユーティリティー

形式

 bcheck [ -access | -all | -leaks | -memuse ] [ -o logfile ] [ -q ] [ -s script ] program [ args ] 

説明

bcheck (dbx の実行時検査 (RTC) のバッチインタフェース) は、dbx で任意の args を指定して program を実行するシェルスクリプトです。RTC のエラー出力は、指定された logfile、またはデフォルトファイル program.errs に配置されます。このファイルがすでに存在している場合は、その内容が上書きされます。bcheck は、メモリーリーク検査、メモリーアクセス検査、メモリー使用状況検査のいずれか、またはこのすべてを実行できますが、デフォルトではメモリーリーク検査のみが実行されます。

Linux OS を実行しているシステムで bcheck を実行するには、その前に環境変数 _DBX_EXEC_32 を設定する必要があります。

オプション

-access

メモリーアクセス検査を実行します。

-all

メモリーアクセス検査とメモリーリーク検査を実行します。

-leaks

メモリーリーク検査のみを実行します。(デフォルト)

-memuse

メモリー使用状況検査を実行します。これには、メモリーリーク検査が含まれています。

-o logfile

エラー出力を logfile またはデフォルトファイル program.errs に配置します。

-q

bcheck の出力を完全に抑止し、「program」と同じ終了ステータスを返します。bcheck をスクリプト、Makefile などで使用する場合に便利です。

-s script

実行前に、script に含まれている dbx コマンドを読み込みます。suppressdbxenv などのコマンドを使用すると、bcheck のエラー出力を調整できます。

hello に対してリーク検査を実行します。

bcheck hello

mach に対して引数を指定してアクセス検査を実行します。

bcheck -access mach 5

「cc」に対してアクセス検査およびメモリー使用状況検査を出力なしで実行し、通常の終了ステータスで終了します。

bcheck -all -q cc -c prog.c

すべての rui エラーを抑止して、foo に対してアクセス検査を実行します

echo suppress rui > foo.sup bcheck -access -s foo.sup foo 1

関連項目

dbx(1)