fdumpmod -V fdumpmod file [ file ... ]
fdumpmod ユーティリティーは、Oracle Solaris Studio Fortran コンパイラにより生成されたモジュールファイルに存在するバージョン情報を表示します。
モジュール情報ファイルに記述された各モジュールに対し、fdumpmod ユーティリティーは、モジュールの名前、利用されるモジュールフォーマットのメジャーおよびマイナーバージョン番号、コンマで区切られた値のリスト、モジュール情報ファイルの名前を一覧表示します。
値は、モジュールが互換性をもつコンパイルオプションを示しています。値は次のとおりです。
SPARC V8 アーキテクチャー
SPARC V9 アーキテクチャー
X86 32 ビットアーキテクチャー
X86 64 ビットアーキテクチャー
2 バイトデフォルト整数
4 バイトデフォルト整数
8 バイトデフォルト整数
4 バイトデフォルト実数
8 バイトデフォルト実数
8 バイトデフォルト倍精度
16 バイトデフォルト倍精度
8 バイトデフォルトインターバル
16 バイトデフォルトインターバル
1 バイト最大整列
2 バイト最大整列
4 バイト最大整列
8 バイト最大整列
16 バイト最大整列
モジュール情報ファイルがアーカイブファイルに含まれる場合、アーカイブファイル名とモジュール情報ファイル名がともに一覧表示されます。
fdumpmod バージョン文字列を表示します。
モジュール情報用に検査される 1 つまたは複数のファイル。
次を含むファイル foo.f
MODULE FOO END MODULE MODULE BAZ END MODULE
は、-xarch=v9 オプションでコンパイルされ、foo.mod と baz.mod が作成されます。
コマンド
fdumpmod foo.mod
は、次のものを生成します
foo 1.0 v9,i4,r4,d8,n16,a4 foo.mod使用例 2 -xarch=v8、-xarch=v9 の順に使用したファイルのコンパイル。
次の例では、-m32 -xarch=sparc (-xarch=v8) と -m64 -xarch=sparc (-xarch=v9) を 1 回ずつ使用して、同じファイルが 2 回コンパイルされます。生成される .mod ファイルは、my.modfiles ファイル上ですべて連結 (またはアーカイブ) されます。
コマンド
fdumpmod my.modfiles
は、次を表示します
foo 1.0 v8,i4,r4,d8,n16,a4 my.modfiles baz 1.0 v8,i4,r4,d8,n16,a4 my.modfiles foo 1.0 v9,i4,r4,d8,n16,a4 my.modfiles baz 1.0 v9,i4,r4,d8,n16,a4 my.modfiles
ファイルがモジュール情報ファイルではない場合や複数のモジュール情報ファイルの連結ではない場合、またはモジュール情報ファイルのみを含むアーカイブファイルではない場合、fdumpmod コマンドは失敗し、エラーメッセージを出力します。
このリリースより前のバージョンの f95 コンパイラによって生成されたモジュール情報ファイルは、モジュールがコンパイルされたアーキテクチャーを示しません。fdumpmod ユーティリティーは、アーキテクチャーの値として「v8,v9」を出力します。
f95(1)