Oracle Solaris Studio 12.4 Man Pages

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更新: January 2015
 
 

fdumpmod(1)

名前

fdumpmod - Fortran 95 モジュール情報を表示するためのユーティリティー

形式

fdumpmod -V
fdumpmod file [ file ... ]

説明

fdumpmod ユーティリティーは、Oracle Solaris Studio Fortran コンパイラにより生成されたモジュールファイルに存在するバージョン情報を表示します。

モジュール情報ファイルに記述された各モジュールに対し、fdumpmod ユーティリティーは、モジュールの名前、利用されるモジュールフォーマットのメジャーおよびマイナーバージョン番号、コンマで区切られた値のリスト、モジュール情報ファイルの名前を一覧表示します。

値は、モジュールが互換性をもつコンパイルオプションを示しています。値は次のとおりです。

v8

SPARC V8 アーキテクチャー

v9

SPARC V9 アーキテクチャー

x86-32

X86 32 ビットアーキテクチャー

x86-64

X86 64 ビットアーキテクチャー

i2

2 バイトデフォルト整数

i4

4 バイトデフォルト整数

i8

8 バイトデフォルト整数

r4

4 バイトデフォルト実数

r8

8 バイトデフォルト実数

d8

8 バイトデフォルト倍精度

d16

16 バイトデフォルト倍精度

n8

8 バイトデフォルトインターバル

n16

16 バイトデフォルトインターバル

a1

1 バイト最大整列

a2

2 バイト最大整列

a4

4 バイト最大整列

a8

8 バイト最大整列

a16

16 バイト最大整列

モジュール情報ファイルがアーカイブファイルに含まれる場合、アーカイブファイル名とモジュール情報ファイル名がともに一覧表示されます。

オプション

-V

fdumpmod バージョン文字列を表示します。

file [ file ... ]

モジュール情報用に検査される 1 つまたは複数のファイル。

使用例 1 -xarch=v9 を使用したファイルのコンパイル。

次を含むファイル foo.f

 
MODULE FOO
END MODULE
MODULE BAZ
END MODULE

は、-xarch=v9 オプションでコンパイルされ、foo.modbaz.mod が作成されます。

コマンド

fdumpmod foo.mod

は、次のものを生成します

foo 1.0 v9,i4,r4,d8,n16,a4 foo.mod
使用例 2 -xarch=v8-xarch=v9 の順に使用したファイルのコンパイル。

次の例では、-m32 -xarch=sparc (-xarch=v8) と -m64 -xarch=sparc (-xarch=v9) を 1 回ずつ使用して、同じファイルが 2 回コンパイルされます。生成される .mod ファイルは、my.modfiles ファイル上ですべて連結 (またはアーカイブ) されます。

コマンド

fdumpmod my.modfiles

は、次を表示します

 
foo 1.0  v8,i4,r4,d8,n16,a4  my.modfiles
baz 1.0  v8,i4,r4,d8,n16,a4  my.modfiles
foo 1.0  v9,i4,r4,d8,n16,a4  my.modfiles
baz 1.0  v9,i4,r4,d8,n16,a4  my.modfiles

エラー

ファイルがモジュール情報ファイルではない場合や複数のモジュール情報ファイルの連結ではない場合、またはモジュール情報ファイルのみを含むアーカイブファイルではない場合、fdumpmod コマンドは失敗し、エラーメッセージを出力します。

警告

このリリースより前のバージョンの f95 コンパイラによって生成されたモジュール情報ファイルは、モジュールがコンパイルされたアーキテクチャーを示しません。fdumpmod ユーティリティーは、アーキテクチャーの値として「v8,v9」を出力します。

関連項目

f95(1)