version filename [filename filename ... ]
version -p command [ command command ... ]
version コマンドは指定されたファイルのバージョン情報を表示します。
次を入力します。version filename または version -p command。
filename (またはファイル名のリスト) は、/ で始まるファイルのフルパスか、または現在のディレクトリを起点とする相対パスです。
あるいは、-p オプションを使用して、現在の $PATH で command (またはコマンドのリスト) を検索してそのバージョン文字列を表示します。
cc、CC、および f95 コンパイラの -V オプションを使用して、コンパイルセッション中に動作するさまざまな実行可能ファイルのバージョン ID を直接表示することもできます。
次の例で、path にはファイルのフルパス名を指定する必要があります。
version /path/f95 /path/prod/iropt
または、-p オプションを使用して、現在の $PATH 上のコマンドを検索します。
version -p cc CC f95 dbx
version コマンドは @(#)RELEASE VERSION 文字列のあとに続く ASCII 文字列を検索し、表示します。この文字列は次の例のように #pragma ident 内にあります。
#pragma ident @(#)RELEASE VERSION 8.2
このバージョンキー文字列のあとに続くバージョン情報の文字列には、NEWLINE または NULL で終了する出力可能な任意の文字列を指定できます。
システムにインストールされている Oracle Solaris Studio コンポーネントのリストを調べるには、そのシステムに適したパッケージコマンドを使用します。
たとえば、cc バイナリを含むパッケージがどれかを調べるには、次のようなコマンドを使用します。
pkgchk -l -p /path/to/.../bin/cc
pkg search -lp /path/to/.../bin/cc
rpm -qf /path/to/.../bin/cc
どの Oracle Solaris Studio パッケージがシステムにインストールされているかを調べるには、次のようにします。
pkginfo | grep SPRO
pkg list | grep -i studio
rpm -qa | grep solstudio | head