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Oracle® Server X5-2 サービスマニュアル

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更新: 2014 年 10 月
 
 

レガシーオプション ROM リソース割り当てでの BIOS の使用

Legacy BIOS ブートモードでは、レガシーオプション ROM 割り当には PC アーキテクチャーの制約があります。これらの制約は、UEFI ドライバと呼ばれることの多い UEFI オプション ROM には適用されません。

ホストバスアダプタ (HBA) によるオプション ROM の使用を許可するには、Legacy BIOS ブートモードを選択します。UEFI ドライバを使用するには、UEFI BIOS ブートモードを選択します。

システム BIOS は、128K バイトのアドレス空間をレガシーオプション ROM に割り当てます。このアドレス空間は、オンボードデバイスと PCIe アドインカードが共有します。この固定アドレス空間の制約は、PC のアーキテクチャーによるものであり、BIOS 自体によるものではありません。PCIe アドインカードの装着時に、使用可能なアドレス空間が不足する可能性があります。アドレス空間が不足すると、Oracle ILOM は「Option ROM Space Exhausted」というメッセージを表示し、1 つ以上のデバイスがオプション ROM をロードできなくなっていることを通知します。

たとえば、SAS PCIe カードを取り付けると、Oracle ILOM のイベントログに次のメッセージのようなメッセージが記録される場合があります。

Option ROM Space Exhausted - Device XXX Disabled

デフォルトでは、すべてのオンボードのレガシーオプション ROM が BIOS で有効になっています。ただし、関連付けられているデバイスからのブートをサポートするため、またはほかの一部のブート時間機能を提供するために必要にならないかぎり、これらのオプション ROM のほとんどは無効にできます。たとえば、1 つ以上のネットワークポートからブートする (その場合でも、残りのポートのオプション ROM は無効にできます) ことがないかぎり、オンボードのネットワークポート用にオプション ROM をロードする必要はありません。

サーバーのブート時間を最小化し、利用可能なオプション ROM アドレス空間不足の可能性を少なくするには、ブートしないすべてのデバイスのオプション ROM を無効にします。ブートするデバイスのオプション ROM のみを有効にしてください。オプション ROM が複数のブートデバイスで有効になっている場合、オプション ROM 空間不足の状況が発生することがあります。ブートしないすべてのデバイスを無効にしたあともオプション ROM 空間不足の状況が発生した場合は、さらにオプション ROM を無効にします。状況によっては、プライマリブートデバイスを除くすべてのデバイスのオプション ROM を無効にすることが必要になる場合があります。

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