Go to main content
Oracle® Server X5-2 サービスマニュアル

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 10 月
 
 

電源装置 (CRU) の保守

サーバーの 冗長電源装置では並行保守がサポートされているため、ほかの電源装置がオンラインで動作していれば、サーバーをシャットダウンせずに電源装置の取り外しと交換が可能です。

サーバーはモデル A256 (600 ワット) 電源装置をサポートしています。A256 電源ユニット (PSU) は、AC 電源からシステムへの変換を提供し、100 - 240 ボルト AC (VAC) を受け入れます。これらの PSU はホットスワップ可能に設計されており、ほとんどの場合は完全な冗長「1+1」電源を提供することにより、PSU または AC フィードを 1 つ失ってもシステム可用性を失うことはありません。

最大限に構成されたシステムでは、システムの最悪の場合の消費電力が、単一 PSU の容量を超える可能性があります。PSU にはオーバーサブスクリプションモードが提供されており、これにより、単一 PSU の定格容量をわずかに逸脱した場合でも、システムは耐障害性を保持しつつ動作できます。このオーバーサブスクリプションのサポートは、PSU とマザーボード回路の間で信号を送るハードウェアを使用して実現され、これにより、1 つの PSU が失われた場合にシステムの CPU およびメモリー出力を強制的に極限まで抑制できます。結果として省電力が実現されることで、システムは電源の問題が解決されるまで (低パフォーマンス状態で) 十分に実行を継続できます。

電源装置の障害が検出されると、次のインジケータ (LED) が点灯します。

電源装置に障害が発生したときに使用可能な交換用電源装置がない場合は、障害のある電源装置を取り付けたまま、サーバー内の適切な通気を確保します。

詳細は、次のトピックと手順を参照してください。

関連情報