Oracle® Developer Studio 12.5: dbx コマンドによるデバッグ

印刷ビューの終了

更新: 2016 年 6 月
 
 

スタックを上下に移動する

現在の関数以外の関数にある局所変数を調べることができます。

スタックの上方向への移動

呼び出しスタックを number レベル上に (main に向かって) 移動するには、次のように入力します。

up [-h] [ number ]

number を指定しない場合、デフォルトは 1 レベルになります。詳細については、up コマンドを参照してください。

スタックの下方向への移動

呼び出しスタックを number レベル下に (現在の停止ポイントに向かって) 移動するには、次のように入力します。

down [-h] [ number ]

number を指定しない場合、デフォルトは 1 レベルになります。詳細については、down コマンドを参照してください。

特定フレームへの移動

frame コマンドは、up コマンドや down コマンドと同じような働きをします。where コマンドで表示された番号で指定したフレームに直接移動するために使用します。

frame
frame -h
frame [-h] number
frame [-h] +[number]
frame [-h] -[number]

引数なしの frame コマンドは、現在のフレーム番号を出力します。number を指定すると、コマンドによって、その番号で指示されたフレームに直接移動できます。+ (プラス記号) または - (マイナス記号) を含めると、コマンドによって、1 レベルの増分で上 (+) または下 (-) に移動できます。プラスまたはマイナス記号と number を含めると、指定した数のレベルだけ上または下に移動できます。- h オプションは、非表示のフレームもカウントに含めます。

pop コマンドを使用して、特定のフレームに移動することもできます。