suppress コマンドは、実行時検査中のメモリーエラーの報告を抑止します。ネイティブモードでだけ有効です。
dbx rtc_auto_suppress 環境変数 が on に設定されている場合、指定場所におけるメモリーエラーは 1 度だけ報告されます。
suppress コマンドと unsuppress コマンドの履歴で、-d オプションと -reset オプションを指定するものは含みません。
デバッグ用にコンパイルされなかった関数で抑止されているエラーのリスト (デフォルト抑止)。このリストは、ロードオブジェクト単位です。これらのエラーの抑止を解除する唯一の方法は、unsuppress コマンドを -d オプションを付けて使用することです。
errors をさらに抑止することによって、全ロードオブジェクトに対するデフォルト抑止を変更します。
errors をさらに抑止することによって、load-objects のデフォルト抑止を変更します。
エラー位置における現在のエラーを抑止します。
デフォルト抑止としてオリジナルの値を設定します (起動時)。
unsuppress コマンドで取得可能な、ID で指定された抑止解除イベントを削除します。
unsuppress コマンドで指定されたすべての抑止解除イベントを削除します。
あらゆる場所における errors を抑止します。
functions のリスト、files のリスト、load-objects のリストにおける errors を抑止します。
line における errors を抑止します。
file の line における errors を抑止します。
場所 address における errors を抑止します。
ここでは:
address は、メモリーアドレスです。
errors は空白文字で区切られた次の任意の組み合わせで指定できます。
すべてのエラー
メモリーリークの可能性 - ブロック中のアドレス
メモリーリークの可能性 - レジスタ中のアドレス
不正な領域解放
重複領域解放
メモリーリーク
境界整列を誤った解放
境界整列を誤った読み取り
境界整列を誤った書き込み
メモリー不足
配列の範囲外のメモリーからの読み取り
非割り当てメモリーからの読み取り
非初期化メモリーからの読み取り
配列の範囲外のメモリーへの書き込み
読み取り専用メモリーへの書き込み
非割り当てメモリーへの書き込み
ブロック使用状況 (割り当てられているメモリー)。biu はエラーではありませんが、errors とまったく同じように suppress コマンドで使用できます。
file は、ファイルの名前です。
files は、1 個または複数のファイル名です。
functions は、1 個または複数の関数名です。
line は、ソースコード行の番号です。
load-objects は、1 つまたは複数のロードオブジェクト名です。
エラーの抑止の詳細については、エラーの抑制を参照してください。
エラーの抑止解除については、unsuppress コマンドを参照してください。