ネイティブモードでは、print コマンドは式の値を出力します。Java モードでは、print コマンドは式、局所変数、パラメータの値を出力します。
式 expression, ... の値を出力します。
継承メンバーを含み、式 expression の値を出力します。
dbx output_inherited_members 環境変数が on に設定されている場合は、継承メンバーを出力しません。
式 expression の静的型ではなく動的型を表示します。
dbx output_dynamic_type 環境変数が on に設定されている場合は、式 expression の動的型を使用しません。
式の中に private 変数または thread-private 変数が含まれる場合に、現在の OpenMP の並列領域の各スレッドの式 expression の値を出力します。
静的メンバーを含み、式 expression の値を出力します (C++ のみ)。
dbxenv show_static_members 環境変数が on に設定されている場合は、静的メンバーを出力しません (C++ のみ)。
prettyprint 関数を呼び出します。
dbx output_pretty_print 環境変数が on の場合、prettyprint 関数を呼び出しません。
出力オブジェクト expression が 4K を超える場合は、出力を強制実行します。
式が文字列である場合 (char *)、アドレスの出力のみを行い、文字を出力しません。
('Literal') 左側を出力しません。式が文字列である場合 (char *)、アドレスの出力は行わず、文字列内の文字だけを引用符なしで出力します。
整数、文字列、浮動小数点の式の形式として format を使用します (オンラインヘルプの format 参照)。
指定の形式を使用しますが、左側 (変数名や式) は出力しません (オンラインヘルプの format 参照)。
expression の値を出力します。これは、序数としての列挙式でなければなりません。ここでは、書式文字列を使用することもできます (-fformat)。非列挙式の場合、このオプションは無視されます。
dbxenv 変数 macro_expand が off に設定されている場合、expression にマクロ展開を適用します。
dbxenv 変数 macro_expand が on に設定されている場合、式のマクロ展開をスキップします。
'--' は、フラグ引数の終わりを示します。これは、expression がプラスまたはマイナスで開始できる場合に便利です。スコープ解決の規則については、プログラムスコープを参照してください。
ここでは:
expression は、出力対象の値を持つ式です。
format は、式の出力時に使用する形式です。形式が指定の型に適用しない場合は、形式文字列は無視され、内蔵出力メカニズムが使用されます。
許可されている形式は printf(3S) コマンドで使用されているもののサブセットです。次の制限が適用されます。
n 変換できません。
フィールド幅または精度に * を使用できません。
%<digits>$ 引数を選択できません。
1 つの形式文字列に対して 1 つの変換指定のみが可能です。
許可されている形式は、次の簡易文法で定義されます。
FORMAT ::= CHARS % FLAGS WIDTH PREC MOD SPEC CHARS
CHARS ::= <any character sequence not containing a %>
| %%
| <empty>
| CHARS CHARS
FLAGS ::= + | - | <space> | # | 0 | <empty>
WIDTH ::= <decimal_number> | <empty>
PREC ::= . | . <decimal_number> | <empty>
MOD ::= h | l | L | ll | <empty>
SPEC ::= d | i | o | u | x | X | f | e | E | g | G |
c | wc | s | ws | p
指定の書式文字列に % を含まない場合は、dbx によって自動的に付加されます。形式文字列がスペース、セミコロン、またはタブを含んでいる場合は、形式文字列全体を二重引用符で囲む必要があります。
式 expression, ... または識別子 identifier, .... の値を出力します。
継承メンバーを含み、expression または識別子 identifier の値を出力します。
dbx output_inherited_members 環境変数が on に設定されている場合は、継承メンバーを出力しません。
expression または identifier の、静的型ではなく動的型を表示します。
dbx output_dynamic_type 環境変数が on に設定されている場合、expression または identifier の動的型は使用しないでください。
'--' は、フラグ引数の終わりを示します。これは、expression がプラスまたはマイナスで開始できる場合に便利です。スコープ解決の規則については、プログラムスコープを参照してください。
ここでは:
class-name は、Java クラスの名前です。次のいずれかを使用できます。
ピリオド (.) を修飾子として使用したパッケージのパス (test1.extra.T1.Inner など)
シャープ記号 (#) が前に付き、スラッシュ (/) とドル記号 ($) を修飾子として使用したフルパス名。たとえば #test1/extra/T1$Inner などです。$ 修飾子を使用する場合は、class-name を引用符で囲みます。
expression は、値を出力する Java 式です。
field-name は、クラス内のフィールド名です。
identifier は this を含む局所変数またはパラメータで、現在のクラスインスタンス変数 (object-name.field-name) またはクラス (静的) 変数 (class-name.field-name) です。
object-name は、Java オブジェクトの名前です。