Oracle® Developer Studio 12.5: dbx コマンドによるデバッグ

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更新: 2016 年 6 月
 
 

rtc skippatch コマンド

rtc skippatch コマンドは、ロードオブジェクト、オブジェクトファイル、および関数に対して、実行時検査による計測は行わないようにします。コマンドの効果は、ロードオブジェクトが明示的にアンロードされないかぎり各 dbx セッションで永続的になります。

dbx はこのコマンドの影響を受けるロードオブジェクト、オブジェクトファイル、および関数でメモリーアクセスを追跡しないため、スキップされなかった関数では、不正な rui エラーが報告されることがあります。このコマンドによって rui エラーが導かれたかどうかを dbx は特定できないため、このタイプのエラーは自動で抑制されません。

構文

rtc skippatch load-object [–o object-file ...] [–f function ...]

指定したロードオブジェクト内の指定したオブジェクトファイルや関数を計測から除外します。

ここでは:

load-object はロードオブジェクトの名前またはロードオブジェクトの名前へのパスです。

object-file は、オブジェクトファイルの名前です。

function は、関数の名前です。