Oracle® Developer Studio 12.5: dbx コマンドによるデバッグ

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更新: 2016 年 6 月
 
 

clear コマンド

clear コマンドは、ブレークポイントをクリアします。ネイティブモードでだけ有効です。

inclass 引数、inmethod 引数、infile 引数、または infunction 引数を付けた stop コマンド、trace コマンド、または when コマンドを使用して作成したイベントハンドラは、ブレークポイントセットを作成します。clear コマンドで指定した line がこれらのブレークポイントのいずれかに一致した場合、そのブレークポイントだけがクリアされます。この方法でクリアすると、特定のセットに属する個々のブレークポイントを再び有効にすることはできません。ただし、関連するイベントハンドラをいったん無効にしたあと有効にすると、すべてのブレークポイントが再設定されます。

構文

clear [filename: line]

ここでは:

line はソースコード行の番号であるため、指定された行にあるすべてのブレークポイントがクリアされます。

filename はソースコードファイルの名前で、指定されたファイルの行 line にあるすべてのブレークポイントがクリアされます。

ファイルや行を指定していない場合、現在の停止点にあるすべてのブレークポイントがクリアされます。