ネイティブモードでは、call コマンドは手続きを呼び出します。Java モードでは、call コマンドはメソッドを呼び出します。
call コマンドを使用して、関数を呼び出すこともできます。戻り値を表示するには、print コマンドを使用します。
呼び出されたメソッドがブレークポイントに達することがあります。cont コマンドを使用して続行するか、pop -c を使用して呼び出しを中止できます。後者のメソッドは、呼び出された関数がセグメント例外を引き起こした場合にも便利です。
call [–lang language] [–resumeone] [–m] [+m] procedure ([parameters])
ここでは:
language は呼び出す手続きの言語です。
procedure は、手続きの名前です。
parameters は、手続きのパラメータです。
–lang は呼び出す手続きの言語を指定し、指定した言語の呼び出し規則を使用するように dbx に指示します。このオプションは、呼び出された手続きがデバッグ情報なしでコンパイルされ、dbx がパラメータを渡す方法が不明な場合に役立ちます。
–resumeone は手続きが呼び出されたときにスレッドを 1 つだけ再開します。詳細は、実行の再開を参照してください。
–m は、dbxenv 変数 macro_expand が off に設定されている場合に、手続きとパラメータにマクロ展開を適用するように指定します。
+m は、dbxenv 変数 macro_expand が on に設定されている場合に、マクロ展開をスキップするように指定します。
call [class-name.|object-name.] method-name ([parameters])
ここでは:
class-name は、Java クラスの名前です。次のいずれかを使用できます。
ピリオド (.) を修飾子として使用したパッケージのパス (test1.extra.T1.Inner など)
シャープ記号 (#) が前に付き、スラッシュ (/) とドル記号 ($) を修飾子として使用したフルパス名。たとえば #test1/extra/T1$Inner などです。$ 修飾子を使用する場合は、class-name を引用符で囲みます。
object-name は、Java オブジェクトの名前です。
method-name は、Java メソッドの名前です。
parameters は、メソッドのパラメータです。