データリンクプロパティーに関する情報を取得するには、次のいずれかのコマンドを使用できます。
dladm show-linkprop –p property datalink
dladm show-ether datalink
データリンクプロパティーの完全なリストを表示するには、次の例に示すように、コマンドをプロパティーを指定せずに入力します。
# dladm show-linkprop net1 LINK PROPERTY PERM VALUE EFFECTIVE DEFAULT POSSIBLE net1 speed r- 0 0 0 -- net1 autopush rw -- -- -- -- net1 zone rw -- -- -- -- net1 duplex r- unknown unknown unknown half,full net1 state r- up up up up,down net1 adv_autoneg_cap -- -- -- 0 1,0 net1 mtu rw 1500 1500 1500 1500 net1 flowctrl -- -- -- no no,tx,rx,bi, pfc,auto net1 adv_10gfdx_cap r- -- -- 0 1,0 net1 en_10gfdx_cap -- -- -- 0 1,0 net1 adv_1000fdx_cap r- -- -- 0 1,0 net1 en_1000fdx_cap -- -- -- 0 1,0 net1 adv_1000hdx_cap r- -- -- 0 1,0 net1 en_1000hdx_cap -- -- -- 0 1,0 net1 adv_100fdx_cap r- -- -- 0 1,0 net1 en_100fdx_cap -- -- -- 0 1,0 net1 adv_100hdx_cap r- -- -- 0 1,0 net1 en_100hdx_cap -- -- -- 0 1,0 net1 adv_10fdx_cap r- -- -- 0 1,0 net1 en_10fdx_cap -- -- -- 0 1,0 net1 adv_10hdx_cap r- -- -- 0 1,0 net1 en_10hdx_cap -- -- -- 0 1,0 net1 maxbw rw -- -- -- -- net1 cpus rw -- -- -- --
dladm show-ether コマンドにオプションを何も指定しない場合、データリンクの現在の Ethernet プロパティー値だけが表示されます。デフォルトで提供されるもの以外の情報を取得するには、次の例に示すように –x オプションを使用します。
# dladm show-ether -x net1 LINK PTYPE STATE AUTO SPEED-DUPLEX PAUSE net1 current up yes 1G-f both -- capable -- yes 1G-fh,100M-fh,10M-fh both -- adv -- yes 100M-fh,10M-fh both -- peeradv -- yes 100M-f,10M-f both
–x オプションを使用すると、このコマンドは指定されたリンクの組み込み機能や、ホストとリンクパートナーとの間で現在通知されている機能も表示します。
この例では、次の情報が表示されます。
Ethernet デバイスの現在の状態については、リンクは稼働しており、毎秒 1 ギガビットの全二重で機能しています。その自動ネゴシエーション機能が有効化されており、ホストとリンクパートナーの両方が一時停止フレームを送受信できる双方向フロー制御が備わっています。この情報は、出力の 1 行目に表示されています。
サンプル出力の後続の行には、データリンク速度機能に関する情報、通知される実際のデータリンク速度、およびピアシステムからの情報が次のように表示されています。
Ethernet デバイスの機能が一覧表示されています。ネゴシエーションタイプは自動に設定できます。さらに、このデバイスは毎秒 1 ギガビット、毎秒 100 メガビット、および毎秒 10 メガビットの速度を、全二重、半二重の両方でサポートできます。同様に、一時停止フレームはホストとリンクパートナーとの間でどちらの方向にも送受信できます。
net1 の機能が次のように通知されています: 自動ネゴシエーション、速度 - 二重、一時停止フレームのフロー制御。
同様に、net1 のリンクパートナーつまりピアパートナーが、次の機能を通知しています: 自動ネゴシエーション、速度 - 二重、一時停止フレームのフロー制御。