Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

データリンクへの汎用名の割り当て

  • 物理ネットワークデバイスは、メディアタイプに従って順序が付けられ、特定のタイプが他よりも優先されます。メディアタイプは、次の降順の優先順位で順序が付けられています。

    1. Ethernet

    2. InfiniBand デバイス

    3. Ethernet over IB

    4. WiFi

  • デバイスがメディアタイプに従ってグループ化およびソートされたあと、これらのデバイスは、その物理的な場所に基づいてさらに順序が付けられます。ここでは、システムボード上のデバイスが周辺デバイスより優先されます。

  • そのメディアタイプと場所に基づいてより高い優先順位を持つデバイスに、より小さいインスタンス番号が割り当てられます。

SPARC ベースのシステムでは、OpenBoot PROM (OBP) で使用される netN デバイス別名に合わせて netN 名が割り当てられます。x86 ベースのシステムでは、SMBIOS データ (使用可能な場合) を使用してオンボードの Ethernet デバイスが識別され、それらに対して net0net1、という具合に割り当てが行われます。これらの情報ソースに加え (または情報ソースが存在しない場合)、下位のマザーボードや IO ボード、ホストブリッジ、PCIe ルートコンプレックス、バス、デバイス、および機能上のデバイスは、ほかのデバイスに先立ってランク付けされ、上位のマザーボード、ホストブリッジなどのデバイスよりも下位の net インスタンスが割り当てられます。

リンク名、デバイス、および場所の対応を表示するには、次のように dladm show-phys コマンドと –L オプションを使用します。

# dladm show-phys -L
LINK         DEVICE        LOCATION
net0         e1000g0       MB
net1         e1000g1       MB
net2         e1000g2       MB
net3         e1000g3       MB
net4         ibp0          MB/RISER0/PCIE0/PORT1
net5         ibp1          MB/RISER0/PCIE0/PORT2
net6         eoib2         MB/RISER0/PCIE0/PORT1/cloud-nm2gw-2/1A-ETH-2
net7         eoib4         MB/RISER0/PCIE0/PORT2/cloud-nm2gw-2/1A-ETH-2