物理ネットワークデバイスは、メディアタイプに従って順序が付けられ、特定のタイプが他よりも優先されます。メディアタイプは、次の降順の優先順位で順序が付けられています。
Ethernet
InfiniBand デバイス
Ethernet over IB
WiFi
デバイスがメディアタイプに従ってグループ化およびソートされたあと、これらのデバイスは、その物理的な場所に基づいてさらに順序が付けられます。ここでは、システムボード上のデバイスが周辺デバイスより優先されます。
そのメディアタイプと場所に基づいてより高い優先順位を持つデバイスに、より小さいインスタンス番号が割り当てられます。
SPARC ベースのシステムでは、OpenBoot PROM (OBP) で使用される netN デバイス別名に合わせて netN 名が割り当てられます。x86 ベースのシステムでは、SMBIOS データ (使用可能な場合) を使用してオンボードの Ethernet デバイスが識別され、それらに対して net0、net1、という具合に割り当てが行われます。これらの情報ソースに加え (または情報ソースが存在しない場合)、下位のマザーボードや IO ボード、ホストブリッジ、PCIe ルートコンプレックス、バス、デバイス、および機能上のデバイスは、ほかのデバイスに先立ってランク付けされ、上位のマザーボード、ホストブリッジなどのデバイスよりも下位の net インスタンスが割り当てられます。
リンク名、デバイス、および場所の対応を表示するには、次のように dladm show-phys コマンドと –L オプションを使用します。
# dladm show-phys -L LINK DEVICE LOCATION net0 e1000g0 MB net1 e1000g1 MB net2 e1000g2 MB net3 e1000g3 MB net4 ibp0 MB/RISER0/PCIE0/PORT1 net5 ibp1 MB/RISER0/PCIE0/PORT2 net6 eoib2 MB/RISER0/PCIE0/PORT1/cloud-nm2gw-2/1A-ETH-2 net7 eoib4 MB/RISER0/PCIE0/PORT2/cloud-nm2gw-2/1A-ETH-2