Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

セキュアな WiFi 通信の確立

電波テクノロジによって WiFi ネットワークが簡単に使用できるようになり、多くの場合ユーザーから自由にアクセスできます。その結果、WiFi ネットワークへの接続が安全でなくなる場合があります。

    次のタイプの WiFi 接続は、よりセキュアです。

  • アクセスが制限されたプライベート WiFi ネットワークへの接続。

    企業や大学によって確立された内部ネットワークなどのプライベートネットワークは、ネットワークへのアクセスを、正しいセキュリティーチャレンジを指定できるユーザーに制限しています。潜在的なユーザーは、接続シーケンス中に鍵を指定するか、またはセキュアな仮想プライベートネットワーク (VPN) アプリケーションを経由してネットワークにログインする必要があります。

  • WiFi ネットワークへの接続の暗号化。

    セキュリティー保護されたキーを使用して、システムと WiFi ネットワークの間の通信を暗号化できます。WiFi ネットワークへのアクセスポイントは、セキュアな鍵生成機能を備えた、自宅またはオフィスのルーターである必要があります。システムとルーターは、セキュリティー保護された接続を作成する前にキーを確立してから共有します。

dladm コマンドでは、アクセスポイントを経由した接続を暗号化するための WEP (Wired Equivalent Privacy) または WPA (Wi-Fi Protected Access) キーを使用できます。WEP プロトコルは、無線接続のための IEEE 802.11 仕様で定義されています。WPA プロトコルは、無線接続のための IEEE 802.11i 仕様で定義されています。Oracle Solaris は、WPA 標準のバージョン 1 および 2 をサポートしています。WEP および WPA に関連した dladm コマンドオプションの詳細は、dladm(1M) のマニュアルページを参照してください。