Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

IP アドレスのプロパティーに関する情報の取得

IP アドレスプロパティーに関する情報を取得するには、ipadm show-addrprop addrobj コマンドを使用します。すべてのプロパティーを一覧表示するには、addrobj オプションを省略します。1 つのプロパティーをすべての IP アドレスについて一覧表示するには、そのプロパティーのみを指定します。特定のアドレスのすべてのプロパティーを表示するには、addrobj オプションのみを指定します。

コマンド出力の各フィールドは、次の内容を示します。

ADDROBJ

プロパティーが表示されているアドレスオブジェクトを示します。

PROPERTY

アドレスオブジェクトのプロパティーを示します。アドレスオブジェクトには、複数のプロパティーが含まれる場合があります。

PERM

指定されたプロパティーの許可されるアクセス権を示します。読み取り専用、書き込みのみ、またはその両方のいずれかです。

CURRENT

現在の構成内のプロパティーの実際の値を示します。

PERSISTENT

システムがリブートされたときに再適用されるプロパティーの値を示します。

DEFAULT

指定されたプロパティーのデフォルト値を示します。

POSSIBLE

指定されたプロパティーに割り当てることのできる値の一覧を示します。数値の場合は、受け入れ可能な値の範囲が表示されます。

次の例は、show-addrprop サブコマンドで表示される情報のタイプを示します。

# ipadm show-addrprop net1/v4
ADDROBJ   PROPERTY     PERM   CURRENT         PERSISTENT  DEFAULT          POSSIBLE
net1/v4   broadcast    r-     192.168.84.255  --          192.168.84.255   --
net1/v4   deprecated   rw     off             --          off              on,off
net1/v4   prefixlen    rw     24              24          24               1-30,32
net1/v4   private      rw     off             --          off              on,off
net1/v4   transmit     rw     on              --          on               on,off
net1/v4   zone         rw     global          --          global           --