IP インタフェースに関する情報を取得するには、ipadm show-if interface コマンドを使用します。インタフェースを指定しない場合は、この情報にシステム上のすべてのインタフェースが含まれます。
コマンド出力の各フィールドは、次の情報を示します。
情報が表示されているインタフェースを示します。
インタフェースのクラスを示します。次の 4 つのいずれかです。
ip は IP インタフェースを示します。
ipmp は IPMP インタフェースを示します。
vni は仮想インタフェースを示します。
loopback は、自動的に作成されるループバックインタフェースを示します。ループバックインタフェースを除き、残りの 3 つのインタフェースクラスは手動で作成できます。
インタフェースのステータスを示します。ok、offline、failed、down、disabled のいずれかです。
failed のステータスは IPMP グループに適用され、ダウンしているためにトラフィックをホストできないデータリンクまたは IP インタフェースを示す場合があります。IP インタフェースが IPMP グループに属している場合、IPMP インタフェースは、グループ内のほかのアクティブな IP インタフェースを使用してトラフィックを引き続き送受信できます。
down のステータスは、管理者によってオフラインに切り替えられた IP インタフェースを示します。
disable のステータスは、ipadm disable-if コマンドを使用して unplumb されている IP インタフェースを示します。
インタフェースがトラフィックをホストするために使用されているかどうかを示し、yes または no のどちらかに設定されます。
インタフェースの IPMP クラスにのみ適用され、IPMP インタフェースまたはグループを構成するベースとなるインタフェースを示します。
次に、このコマンドで表示される情報の例を示します。
# ipadm show-if IFNAME CLASS STATE ACTIVE OVER lo0 loopback ok yes -- net0 ip ok yes -- net1 ip ok yes -- tun0 ip ok yes --