対話形式で使用するときは、netcfg コマンドで scope の概念を使用します。このコマンドを対話形式で使用する場合、スコープは常にプロファイルタイプおよび実行中の特定タスクに依存します。netcfg コマンドを単独で端末ウィンドウに入力する場合は、次の例に示すように、プロンプトが大域スコープに表示されます。
$ netcfg netcfg>
プロファイルを作成または選択するには、最初にnetcfg 対話型セッションを開始する必要があります。
大域スコープのプロンプトから、select または create サブコマンドを使用すると、最上位のプロファイルである次のプロファイルタイプを表示、変更、または作成できます。
NCP
場所
ENM
既知の WLAN
プロファイルの作成後または選択後に、netcfg 対話型プロンプトは次の例のようになります。
netcfg:object-type:object-name>
netcfg コマンドを対話型モードで使用して、次のタスクを実行します。
プロファイルを作成します。
プロファイルを選択して変更します。
プロファイルに関する必須情報がすべて設定され、有効であることを確認します。
新しいプロファイルの変更を確定します。
永続ストレージで変更を確定しないで、現在のプロファイル構成を取り消します。
プロファイルに行なった変更を元に戻します。
場所プロファイルおよび ENM では、netcfg 対話型モードで最上位プロファイルを選択または作成すると、次の例に示すように、コマンドプロンプトがプロファイルスコープに表示されます。
netcfg> select loc test-loc netcfg:loc:test-loc>
NCP が選択された場合は、コマンドプロンプトが NCP スコープに表示されます。NCU は、このスコープで選択および作成されます。NCU を選択または作成すると、セッションが選択した NCP のプロファイルスコープに移動します。このスコープでは、現在選択されているプロファイルに関連付けられたすべてのプロパティーを表示および設定できます。
次の例では、office NCP が選択されており、これにより対話型セッションが NCP 用の NCP スコープに移動し、そこで NCU が選択されます。このアクションにより、選択された NCU のプロファイルスコープになります。このスコープでは、NCU のプロパティーを表示または設定できます。
$ netcfg netcfg> select ncp office netcfg:ncp:office> select ncu phys net2 netcfg:ncp:office:ncu:net2>
どのスコープでも、コマンドプロンプトは現在選択されているプロファイルを示します。このスコープでプロファイルに行われた変更は、確定 (つまり変更を永続ストレージに保存) できます。変更は、スコープの終了時に暗黙的に確定されます。変更を確定しない場合は、そのプロファイルを以前に確定したときの状態に戻すことができます。これにより、そのレベルでプロファイルに行なった変更が元に戻ります。revert サブコマンドと cancel サブコマンドは同じように動作します。
手順については、NCP の作成を参照してください。