Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

IP インタフェースに関する一般情報の取得

ipadm コマンドはシステムのインタフェースの全体像を提供します。このコマンドをサブコマンドを付けずに使用すると、システムのすべての IP インタフェースに関するデフォルトの情報が提供されます。例:

# ipadm
NAME         CLASS/TYPE STATE     UNDER  ADDR
lo0          loopback   ok        --     --
lo0/v4       static     ok        --     127.0.0.1/8
lo0/v6       static     ok        --     ::1/128
net0         ip         ok        --     --
net0/v4      static     ok        --     10.132.146.233/23
net0/v4      dhcp       ok        --     10.132.146.234/23
ipmp0        ipmp       degraded  --     --
ipmp0/v6     static     ok        --     2001:db8:1:2::4c08/128
net1         ip         failed    ipmp0  --
net1/v6      addrconf   ok        --     fe80::124:4fff:fe58:1831/10
net2         ip         ok        ipmp0  --
net2/v6      addrconf   ok        --     fe80::214:4fff:fe58:1832/10
iptun0       ip         ok        --     --
iptun0/v4    static     ok        --     172.16.111.5->172.16.223.75
iptun0/v6    static     ok        --     fe80::10:5->fe80::223:75
iptun0/v6a   static     ok        --     2001:db8:1a0:7::10:5->2001:db8:7a82:64::223:75

    前の出力には、次の情報が表示されています。

  • IP インタフェース。

  • 各インタフェースのクラス。

  • 各インタフェースの状態。

  • インタフェースのステータス (「スタンドアロン」の IP インタフェースであるか、別のインタフェース構成タイプのベースとなるインタフェースであるか)。この例では、net1net2 は、UNDER 列に示されているように ipmp0 のベースとなるインタフェースです。

  • インタフェースに関連付けられたアドレスオブジェクト。アドレスオブジェクトは特定の IP アドレスを識別します。これらのアドレスオブジェクトは、「NAME」見出しの下に一覧表示され、インタフェース名と区別するためにインデントされます。

  • CLASS/TYPE」見出しの下にインデントされる IP アドレスのタイプで、staticdhcp などがあります。

  • ADDRESS」列の下に一覧表示される実際のアドレス。