ipadm コマンドはシステムのインタフェースの全体像を提供します。このコマンドをサブコマンドを付けずに使用すると、システムのすべての IP インタフェースに関するデフォルトの情報が提供されます。例:
# ipadm NAME CLASS/TYPE STATE UNDER ADDR lo0 loopback ok -- -- lo0/v4 static ok -- 127.0.0.1/8 lo0/v6 static ok -- ::1/128 net0 ip ok -- -- net0/v4 static ok -- 10.132.146.233/23 net0/v4 dhcp ok -- 10.132.146.234/23 ipmp0 ipmp degraded -- -- ipmp0/v6 static ok -- 2001:db8:1:2::4c08/128 net1 ip failed ipmp0 -- net1/v6 addrconf ok -- fe80::124:4fff:fe58:1831/10 net2 ip ok ipmp0 -- net2/v6 addrconf ok -- fe80::214:4fff:fe58:1832/10 iptun0 ip ok -- -- iptun0/v4 static ok -- 172.16.111.5->172.16.223.75 iptun0/v6 static ok -- fe80::10:5->fe80::223:75 iptun0/v6a static ok -- 2001:db8:1a0:7::10:5->2001:db8:7a82:64::223:75
前の出力には、次の情報が表示されています。
IP インタフェース。
各インタフェースのクラス。
各インタフェースの状態。
インタフェースのステータス (「スタンドアロン」の IP インタフェースであるか、別のインタフェース構成タイプのベースとなるインタフェースであるか)。この例では、net1 と net2 は、UNDER 列に示されているように ipmp0 のベースとなるインタフェースです。
インタフェースに関連付けられたアドレスオブジェクト。アドレスオブジェクトは特定の IP アドレスを識別します。これらのアドレスオブジェクトは、「NAME」見出しの下に一覧表示され、インタフェース名と区別するためにインデントされます。
「CLASS/TYPE」見出しの下にインデントされる IP アドレスのタイプで、static や dhcp などがあります。
「ADDRESS」列の下に一覧表示される実際のアドレス。