コアの最大数の制約を設定する前に、ドメインでコア全体の制約が有効になっていることを確認します。
コアの最大数の制約は、アクティブでないドメインでのみ有効化、変更、または無効化でき、バインドされているドメインまたはアクティブなドメインでは実行できません。制御ドメインでコアの最大数の制約を更新すると、ldm set-domain コマンドによって遅延再構成が自動的に開始されます。
primary# ldm set-domain max-cores=max-number-of-CPU-cores domain-name
primary# ldm ls -o resmgmt domain-name
primary# ldm bind domain-name primary# ldm start domain-name
この時点で、ハードパーティション分割を使ったドメインを使用できます。
この例は、max-cores プロパティーを設定してコアの最大数を 3 つのコアに制限し、制約が有効にされていることを確認する方法を示しています。
primary# ldm set-domain max-cores=3 ldg1 primary# ldm ls -o resmgmt ldg1 NAME ldg1 CONSTRAINT cpu=whole-core max-cores=3
この時点で、ハードパーティション分割を使ったドメインを使用できます。
次の例では、バインドされていない非アクティブな ldg1 ドメインからコアの最大数の制約を削除しますが、コア全体の制約はそのまま残します。
primary# ldm stop ldg1 primary# ldm unbind ldg1 primary# ldm set-domain max-cores=unlimited ldg1
また、ldg1 ドメインからコアの最大数の制約とコア全体の制約の両方を削除するには、次のように、コアの代わりに仮想 CPU を割り当てます。
primary# ldm set-vcpu 8 ldg1
いずれの場合も、ドメインをバインドし、再起動します。
primary# ldm bind ldg1 primary# ldm start ldg1