このセクションの説明に従ってプラットフォームとドメインを構成すれば、ゲストと外部ネットワークとの通信およびゲスト間の通信の転送速度を速くすることができます。仮想ネットワークスタックでは、ジャンボフレームを使用する必要なく、高い TCP パフォーマンスを実現する LSO (Large Segment Offload) がサポートされています。
ドメインのネットワークパフォーマンスを最大にするには、次の要件を満たします。
ハードウェア要件。これらのパフォーマンスの向上は、SPARC T4 サーバー以降で利用できます。
システムファームウェア要件。これらの SPARC システムは、最新のシステムファームウェアを実行する必要があります。Oracle VM Server for SPARC 3.4 インストールガイド の 完全に認定されたシステムファームウェアバージョンを参照してください。
Oracle Solaris OS 要件。サービスドメインおよびゲストドメインで次の Oracle Solaris OS バージョンが実行されていることを確認してください。
サービスドメイン。150031-03 パッチが適用された Oracle Solaris 11.1 SRU 9 OS または Oracle Solaris 10 OS 以上。
ゲストドメイン。150031-03 パッチが適用された Oracle Solaris 11.1 SRU 9 OS または Oracle Solaris 10 OS 以上。
CPU およびメモリー要件。サービスドメインおよびゲストドメインに十分な CPU およびメモリーリソースが割り当てられていることを確認します。
サービスドメイン。サービスドメインはゲストドメインのデータプロキシとして機能するため、サービスドメインに 2 CPU 以上のコアおよび 16G バイト以上のメモリーを割り当てます。
ゲストドメイン。10G ビット/秒以上のパフォーマンスが実現されるように、各ゲストドメインを構成します。各ゲストドメインに 2 CPU 以上のコアおよび 4G バイト以上のメモリーを割り当てます。
旧バージョンの Oracle VM Server for SPARC および Oracle Solaris OS では、ジャンボフレームを構成することでネットワークパフォーマンスを改善できました。この構成は必須ではなくなったため、別の理由で必要な場合を除いて、サービスドメインおよびゲストドメインでは標準の MTU 値 1500 を使用することが最適な方法です。
ネットワークパフォーマンスの向上を実現するには、サービスドメインおよびゲストドメインの extended-mapin-space プロパティーを on に設定します。これはデフォルトの動作です。
primary# ldm set-domain extended-mapin-space=on domain-name
extended-mapin-space プロパティー値を確認するには、次のコマンドを実行します。
primary# ldm list -l domain-name |grep extended-mapin extended-mapin-space=on