デフォルトでは、システム内の Oracle Solaris 10 サービスドメインとその他のドメインの間のネットワークは無効になっています。Oracle Solaris 10 OS ではネットワークがデフォルトでは有効になっていないため、仮想スイッチデバイスをネットワークデバイスとして構成することによってネットワークを有効にする必要があります。仮想スイッチは、基本となる物理デバイス (この例では nxge0) に代わりプライマリインタフェースとして構成するか、ドメインの追加のネットワークインタフェースとして構成することができます。
ゲストドメインは、対応するネットワークバックエンドデバイスが同じ仮想 LAN または仮想ネットワーク内に構成されているかぎり、Oracle Solaris 10 サービスドメインと自動的に通信できます。
必要に応じて、物理ネットワークデバイスと同様に仮想スイッチを構成できます。この場合、手順 2 で記載されているように仮想スイッチを作成します。手順 3 はスキップして物理デバイスの削除をしません。そのあと、仮想スイッチは、静的 IP アドレスまたは動的 IP アドレスを使用して構成する必要があります。動的 IP アドレスは DHCP サーバーから取得できます。この場合の詳細および例は、NAT およびルーティング用の仮想スイッチおよびサービスドメインの構成を参照してください。
# ifconfig -a
# ifconfig vsw0 plumb
# ifconfig nxge0 down unplumb
# ifconfig vsw0 IP-of-nxge0 netmask netmask-of-nxge0 broadcast + up
# ifconfig vsw0 dhcp start
# mv /etc/hostname.nxge0 /etc/hostname.vsw0 # mv /etc/dhcp.nxge0 /etc/dhcp.vsw0