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Oracle® VM Server for SPARC 3.4 管理ガイド

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更新: 2016 年 8 月
 
 

リソースグループの使用

リソースグループは、システム内のリソースを表示するための代替方法を提供します。リソースは、プロセッサコア、メモリー、および I/O バス間のベースとなる物理関係に基づいてグループ化されます。異なるプラットフォーム、さらに SPARC T5-2、SPARC T5-8 など、同じサーバーファミリ内の異なるプラットフォーム構成が、ハードウェアの違いを反映する異なるリソースグループを持つことができます。ldm list-rsrc-group コマンドを使用してリソースグループ情報を表示します。

リソースグループのメンバーシップは、ハードウェア構成によって静的に定義されます。ldm remove-core コマンドと ldm remove-memory コマンドを使用すると、特定のリソースグループからのリソースを操作できます。

  • remove-core サブコマンドは、ドメインから削除する CPU コアの数を指定します。–g オプションを使用してリソースグループを指定した場合、削除対象として選択されるコアはすべて、そのリソースグループのものになります。

  • remove-memory サブコマンドは、指定された量のメモリーを論理ドメインから削除します。–g オプションを使用してリソースグループを指定した場合、削除対象として選択されるメモリーはすべて、そのリソースグループのものになります。

これらのコマンドについては、ldm(1M) のマニュアルページを参照してください。

例については、リソースグループ情報の一覧表示を参照してください。

リソースグループの要件と制限

リソースグループ機能は、SPARC T5 サーバー、SPARC T7 シリーズサーバー、SPARC M5 サーバー、SPARC M6 サーバー、SPARC M7 シリーズサーバー、SPARC S7 シリーズサーバー、および Fujitsu M10 サーバーでのみ使用できます。

    リソースグループ機能には、次の制限があります。

  • これは、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、SPARC T3、および SPARC T4 プラットフォームでは使用できません。

  • ldm list-rsrc-group コマンドは、これらのサポートされていないプラットフォームに関する情報を何も表示せず、ldm remove-core および ldm remove-memory コマンドの –g バリアントは機能しません。

  • サポートされるプラットフォームでは、domain-name の代わりに _sys_ を指定すると、すべてのシステムメモリーが別のリソースグループ内の空きメモリーに移動されます。このコマンドは、サポートされていないプラットフォームでは無操作です。