名前付きコアリソースをドメインに割り当てた場合、ldm init-system コマンドを使用すると、その名前付きリソースのドメインへの再度割り当てが失敗することがあります。これは、ldm init-system コマンドは primary ドメインの遅延再構成を開始しますが、遅延再構成ごとに実行できる仮想 CPU 操作は 1 つのみのため、発生することがあります。そのためこのコマンドを使用しても、保存した XML ファイルからゲストドメインに対する名前付き CPU コアの制約を復元できません。
回避方法: 次の手順を実行します。
primary ドメイン用の XML ファイルを作成します。
primary# ldm list-constraints -x primary > primary.xml
ゲストドメイン (複数可) 用の XML ファイルを作成します。
primary# ldm list-constraints -x domain-name[,domain-name][,...] > guest.xml
システムの電源を再投入し、出荷時のデフォルト構成でブートします。
XML 構成を primary ドメインに適用します。
primary# ldm init-system -r -i primary.xml
XML 構成をゲストドメイン (複数可) に適用します。
primary# ldm init-system -f -i guest.xml