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Oracle® VM Server for SPARC 3.4 管理ガイド

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更新: 2016 年 8 月
 
 

構成管理の問題

init-system が、保存した XML ファイルからゲストドメインに対する名前付きコアの制約を復元しない

名前付きコアリソースをドメインに割り当てた場合、ldm init-system コマンドを使用すると、その名前付きリソースのドメインへの再度割り当てが失敗することがあります。これは、ldm init-system コマンドは primary ドメインの遅延再構成を開始しますが、遅延再構成ごとに実行できる仮想 CPU 操作は 1 つのみのため、発生することがあります。そのためこのコマンドを使用しても、保存した XML ファイルからゲストドメインに対する名前付き CPU コアの制約を復元できません。

回避方法: 次の手順を実行します。

  1. primary ドメイン用の XML ファイルを作成します。

    primary# ldm list-constraints -x primary > primary.xml
  2. ゲストドメイン (複数可) 用の XML ファイルを作成します。

    primary# ldm list-constraints -x domain-name[,domain-name][,...] > guest.xml
  3. システムの電源を再投入し、出荷時のデフォルト構成でブートします。

  4. XML 構成を primary ドメインに適用します。

    primary# ldm init-system -r -i primary.xml
  5. XML 構成をゲストドメイン (複数可) に適用します。

    primary# ldm init-system -f -i guest.xml