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Oracle® VM Server for SPARC 3.4 管理ガイド

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更新: 2016 年 8 月
 
 

進行中の移行の取り消し

移行の開始後に、ldm コマンドが KILL 信号で中断された場合、移行処理は中止されます。移行処理が中止された場合、移行先ドメインは破棄され、移行元ドメインはアクティブであった場合は再開されます。ldm コマンドの制御シェルが失われた場合、移行はバックグラウンドで続行されます。

ライブ移行を取り消した場合、ターゲットマシン上に作成されたドメインインスタンスのメモリーの内容をハイパーバイザが「スクラブする」必要があります。このスクラブ処理はセキュリティー上の理由から実行され、この処理を完了してからでないと、そのメモリーを空きメモリーのプールに返すことができません。このスクラブの進行中に、ldm コマンドが応答しなくなります。その結果、Logical Domains Manager がハングアップしているように見えます。そのため、ほかの ldm コマンドを実行しようとする前に、スクラブリクエストが終了するまで待ちます。この処理には長い時間がかかることがあります。たとえば、500G バイトのメモリーを備えたゲストドメインでは、この処理の完了に SPARC T4 サーバー上では最大 7 分かかることがあります。