バックエンドが仮想ディスクとしてエクスポートされると、ゲストドメインにフルディスクまたは 1 つのスライスディスクとして表示可能になります。表示形式は、バックエンドの種類およびバックエンドのエクスポート時に使用したオプションによって異なります。
Oracle Solaris 11.3 SRU 2.4 OS 以降では、NVMe ストレージディスクタイプをフルディスクまたは 1 つのスライスディスクとして使用できます。
Oracle Solaris 11.3 SRU 2.4 OS より前では、NVMe ストレージディスクタイプを 1 つのスライスディスクとしてのみ使用できます。
![]() | 注意 - 単一スライスのディスクはデバイス ID がありません。デバイス ID が必要な場合は、完全な物理ディスクのバックエンドを使用します。 |
バックエンドをフルディスクとしてドメインにエクスポートすると、そのドメインに、8 つのスライス (s0 - s7) を持つ通常のディスクとして表示されます。このタイプのディスクは、format(1M) コマンドを使用して表示できます。ディスクのパーティションテーブルは、fmthard コマンドまたは format コマンドのいずれかを使用して変更できます。
また、フルディスクは OS インストールソフトウェアからも表示でき、OS のインストール先のディスクとして選択できます。
どのバックエンドも、フルディスクとしてエクスポートできますが、1 つのスライスディスクとしてのみエクスポート可能な物理ディスクスライスは除きます。
バックエンドを 1 つのスライスディスクとしてドメインにエクスポートすると、そのドメインに、8 つのスライス (s0 - s7) を持つ通常のディスクとして表示されます。ただし、使用できるのは 1 番めのスライス (s0) のみです。このタイプのディスクは、format(1M) コマンドで表示できますが、ディスクのパーティションテーブルは変更できません。
また、1 つのスライスディスクは OS インストールソフトウェアからも表示でき、OS のインストール先のディスクとして選択できます。この場合、UNIX ファイルシステム (UNIX File System、UFS) を使用して OS をインストールするときは、ルートパーティション (/) のみを定義し、このパーティションがすべてのディスク領域を使用する必要があります。
どのバックエンドも、1 つのスライスディスクとしてエクスポートできます。ただし、フルディスクとしてのみエクスポートできる物理ディスクは除きます。