仮想ディスクマルチパスを使用すると、バックエンドが現在アクティブなパスによってアクセス不能になった場合に、バックエンドへのアクセスに使用されるパスが自動的に変更されます。このパスの変更は、仮想ディスクの timeout プロパティーの値とは無関係に行なわれます。
仮想ディスクの timeout プロパティーは、I/O を処理できるサービスドメインがないときに、I/O が失敗するまでの時間を指定します。このタイムアウトは、仮想ディスクマルチパスを使用する仮想ディスクを含め、すべての仮想ディスクに適用されます。
結果として、仮想ディスクマルチパスが構成されているときに仮想ディスクのタイムアウトを設定すると、特にタイムアウト値が小さい場合にマルチパスが正しく機能しない可能性があります。そのため、マルチパスグループの一部である仮想ディスクに仮想ディスクのタイムアウトを設定しないでください。
詳細については、仮想ディスクのタイムアウトを参照してください。